はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

あれから2年…

2013-03-11 22:09:10 | アカショウビンのつぶやき
 もう2年がたったのですね。
震災の被災者や支援に関わられた多くの人々の声をききながら、
この日を決して忘れてはならない! 
と改めて心に刻む一日でした。

大震災以来、次々と明るみに出された、原発の真実。
安全神話に翻弄された怒りも忘れてはなりません。

こちらでは、活火山桜島が毎日数回の爆発的噴火を繰り返しているせいでしょうか、
地震は少ないのですが、今日は、震度1の地震がありました。
震源地は日向灘、マグニチュード4.5。
この程度でも、ゆさゆさとした横揺れに動けなくなりました。

東北地方では今も続く大きな余震。
被災された方々が一日も早く元の生活に戻れますように。
ただ祈るのみです。

受験の時期に思う

2013-03-11 21:59:12 | はがき随筆
 勝ち越しと負け越し。高校受験と大学受験の戦績である。受験シーズンを迎えると、ほろ苦い気持ちが40年近く経過した今も思い出される。大学受験に至っては、数年前まで夢の中で勉強不足にうなされる始末。
 一方、高1の息子は気楽なもの。志望大学調査でクラスメートと関東や関西の有名校のたぐいを情報収集していると聞いた。目標は高くて良いが、何を学ぶか真剣に考え、地道に努力してほしいものだ。2年後は受験の真っ最中。試験制度も変わるとの学校の情報に、親子共々心して取り組まねば。自信の受験戦績を肝に銘じて。
  垂水市 川畑千歳 2013/3/11 毎日新聞鹿児島版掲載

箱根騒動記

2013-03-11 21:53:54 | はがき随筆


 6年前の春、箱根で中学の同窓会が開かれ、湯本のしゃれたホテルに泊まった。翌朝、湯本の駅で荷物をロッカーに預けて身軽になり、箱根の登山を楽しんだ。駅に戻ると3人が一緒に預けた荷物がないと騒いでいる。どうも盗まれたようだ。駅員が全てのロッカーを点検したが、見当たらない。
 間もなく駅から見つかったと連絡があり、まるでマジックのよう。タネ明かしすると、1段上のロッカーにコインを入れたので、鍵がかからず、次の利用者が先客の荷物に気付いて駅に届けた次第。同窓会があると、いつもこの話題でにぎわう。
  鹿児島市 田中健一郎 2013/3/10 毎日新聞鹿児島版掲載