2013年10月29日 (火)
岩国市 会 員 安西 詩代
「30キロ超の大物がかかったよ」。毎日田畑を荒らし、夜な夜な栗を食べに来ているイノシシ。平地にわなをかけても手前で引き返してしまうそうだ。「じゃあどこに」「イノシシの通り道の急斜面にかけるんよ。アッと気が付いても自分の体重で止まれず、わなに突進してしまうからね」
人間とイノシシの知恵比べを聞きながら、亥年の私も「坂道で引き返せないことがある。危ない! 危ない!」。それから数日たっても、他のイノシシも出てこない。「気をつけろ」の回覧板が回ったのか? 「イノシシが来んので栗を持って帰りんさい」
(2013.10.29 毎日新聞「はがき随筆」掲載)岩国エッセイサロンより転載
岩国市 会 員 安西 詩代
「30キロ超の大物がかかったよ」。毎日田畑を荒らし、夜な夜な栗を食べに来ているイノシシ。平地にわなをかけても手前で引き返してしまうそうだ。「じゃあどこに」「イノシシの通り道の急斜面にかけるんよ。アッと気が付いても自分の体重で止まれず、わなに突進してしまうからね」
人間とイノシシの知恵比べを聞きながら、亥年の私も「坂道で引き返せないことがある。危ない! 危ない!」。それから数日たっても、他のイノシシも出てこない。「気をつけろ」の回覧板が回ったのか? 「イノシシが来んので栗を持って帰りんさい」
(2013.10.29 毎日新聞「はがき随筆」掲載)岩国エッセイサロンより転載