新聞連載中の「下流の宴」は今が佳境にあるようだ。
若い2人の思い、生活、行動の様子は私の過ごした時代とは余りにかけ離れているが、むしろ羨望に近い感情が行間にあふれている。
珠緒が、噴出する感情で突然に「小さい平凡な幸福論」を捨て、強い意志で壁に近い「医学部入学」に体でぶつかっていく。無謀に挑戦する勇気に、私は拍手を送りたい。これからの展開に興味津々、楽しい。新しい世代に一歩近づく思いがして老いの私に夢をくれることを期待する。窓からはケイトウの花が読書の時を告げているようだ。
鹿屋市 小幡晋一郎(76) 2009/9/23 毎日新聞鹿児島版掲載
若い2人の思い、生活、行動の様子は私の過ごした時代とは余りにかけ離れているが、むしろ羨望に近い感情が行間にあふれている。
珠緒が、噴出する感情で突然に「小さい平凡な幸福論」を捨て、強い意志で壁に近い「医学部入学」に体でぶつかっていく。無謀に挑戦する勇気に、私は拍手を送りたい。これからの展開に興味津々、楽しい。新しい世代に一歩近づく思いがして老いの私に夢をくれることを期待する。窓からはケイトウの花が読書の時を告げているようだ。
鹿屋市 小幡晋一郎(76) 2009/9/23 毎日新聞鹿児島版掲載