風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

古希 70号

2007年04月30日 11時51分04秒 | 随想
還暦は満年齢で60歳のことを指すが、古希は数えの70歳(満69歳)のこと。唐の詩人杜甫の曲江詩「人生七十古来稀なり」に由来する長寿の祝いである。お祝いの色は、喜寿(77)祝いと同じく紫色。還暦は赤である。還暦は60干支の一巡りだから満であり、長寿の祝いは早く来てもらいたいので数え年なのであろう。他に傘寿(80)米寿(88)卆寿(90)白寿(99)などがある。米寿は黄色・白寿は当然白の半纏である。 . . . 本文を読む

鉄道の思い出 69号

2007年04月30日 10時33分01秒 | 随想
豊かな国・日本は自動車社会である。40年程前の戦後で混乱した時代は、近距離は歩いて、遠距離は鉄道で移動した。当時は、隧道掘削や橋梁建設の技術が未熟なので、自然の地形に逆らうことなく、隧道や橋梁の少ない曲がりくねった鉄路である。 電車は無く、蒸気機関車が客車を引っ張る列車である。峠を越える麓の駅には、ホームに洗面所が必ず有る。蒸気機関車の燃料の石炭の煙や煤で顔が黒くなるので、乗客が洗顔するのである . . . 本文を読む

マリオネット 68号

2007年04月30日 07時58分49秒 | 随想
桜の咲く頃、援農で度々訪れる、麻績の里・麻績神社舞台桜見物の夫婦旅をした。推古天皇の頃、信濃の国麻績の里(現在の飯田市座光寺)の住人、本多善光公が難波の堀江にてめぐり会った仏様を連れて帰り、最初にお祀りした元善光寺の付近に舞台桜がある。その仏様の一光三尊阿弥陀仏は、現在は信州信濃の善光寺の絶対秘仏である。 満開の舞台桜は感動的であったが、その側に竹田扇之助記念国際糸操り人形館がある。館長の竹田扇 . . . 本文を読む