風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

散る桜残る桜も散る桜 

2008年04月05日 17時13分39秒 | 随想
春爛漫、桜満開の季節到来である。人間の排出する炭酸ガスなど温暖化ガスにより、季節が変動していると、マスコミが報道するが、寒い冬の後に、桜が咲いている。 桜を尋ねて西東、岐阜県根羽村の薄墨桜、琵琶湖湖岸の海津大崎、飯田座光寺の舞台桜、吉野山の千本桜、高遠城址の桜、荘川桜など、桜狩遍路の経験がある。桜は全て美しく物悲しい。やがて散り果て、葉桜になる。夏の夜空の花火と同じはかない運命である。僅か80有 . . . 本文を読む

心が空っぽなら怖いものが無い 252号

2008年04月05日 15時34分40秒 | 随想
子供の頃、長野の田舎町の夜道で、蛇を見たと思い逃げ帰った経験がある。翌日現場に行ってみると、縄が落ちているだけである。蛇は気味が悪く、コブラやマムシには猛毒があり、人間を殺してしまうという知識にとらわれ、かたより、こだわる未熟な心が、恐怖を作り出している。独断と偏見で蛇と断定して、恐怖におびえ、夜も寝られない。 冷静に考えれば、寒い長野にコブラやマムシが生息している訳がない。自身で作り出した恐怖 . . . 本文を読む