風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

酒は百薬の取締役 258号

2008年04月12日 17時51分17秒 | 随想
一人留守番をしている。四国区切り遍路旅の疲れ、定年まで残り一年を切った仕事の勤続疲労で体調が思わしくない。漠然とした不安が頭をもたげ、心を占有する。いらいらする、そわそわする、過去の嫌な思い出ばかりが何故か心に浮かぶ。本を読んでみるが、没入できない。好きなビデオで映像を見るが、心が晴れない。 昼で日が高いが酒を飲むことにする。少しの酒に酔い、寝てしまった。数時間の睡眠の後、目覚めた。不安が霧散し . . . 本文を読む

空海は風来坊参男坊 

2008年04月12日 11時20分13秒 | 随想
親を亡くして以来、仏教に興味がある。葬式の時、江戸時代の制度の名残で、浄土真宗が親父の檀家であることを知り、お袋は真言宗の家から嫁いできた経歴を聞いた。戦後の学校教育は宗教教育を除外しているから知識が無く、理解できなかったのであるが、以来独学の仏教研究が生甲斐になっている。 仏教の国民大衆に浸透した水流は、平安時代の伝教大師最澄の天台宗と弘法大師空海の真言宗の2つの水源がある。天台宗は栄西・道元 . . . 本文を読む

山本五十六元帥は生きている 256号

2008年04月12日 08時26分24秒 | 随想
通勤に利用する名古屋鉄道の電車での体験である。旅好きの私は、移り変わる景色を見て、毎日違った気付きを経験している。最近は景色が見える運転席の近くの座席に腰掛けるのが習慣になった。様々な運転手が一人で指差呼称しながら安全に電車を運行している。 昇進試験なのだろか、初老の太い金線帽子と若い細い金線の帽子の二人が運転席にいる。太い金線帽子の上司と部下なのだろう。部下が運転して、上司がチェックしている。 . . . 本文を読む