町の老人会主催の高齢者対象講座のさくら(偽客)として参加した。
かかりつけ医を持ちましょう
岡崎市民病院で長く医療相談を勤めた人の話だった。
生きるとは自分の意志で天寿を全うする事で、医師にあらゆる穴に管をつけ生かされることではない。
老衰とは死ぬまで元気な事。
平成に成ってから家族関係が希薄に成った。今は親が死んだら病院で荼毘に付し骨は要らないと言う。
小泉医療改革は現場を混乱させている。高齢者が入院できるのは三ヵ月。それ以降は点数が下がり病院は儲からない。又患者の負担が増える。人間いろいろ、経済の机上の空論で処理されては困惑する。
専門医は病気に詳しいが人間を知らない。開業医はオールマイティー。故に二人の主治医を持ったほうが良い。
病人を介護する人が病人になっては共倒れ、二人の病人を作らない。
高齢者の病気は治らないから病気と上手く付き合う方法が治療。
病院の高齢者に対する配慮は骨折と窒息、故にうどんは献立に無い。ベットから転落しない為に保護具を付けると老人虐待と文句を言われる。
老けない方法は30分の昼寝、散歩や自転車の有酸素運動、集団で話し笑い楽しい経験を重ねること。
40分程の講演、66歳になる老婆が講師だった。
ソメイヨシノのさくらは実が付かないが、さくらの私は多くのさくらんぼを収穫した。