風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

南極は宗谷の浪漫 703号

2009年10月19日 05時56分03秒 | 随想
南極観測船・宗谷。ソ連砕氷貨物船として受注し、支那事変の混乱で日本商船の地領丸、海軍の特務艦宗谷、戦後は海上保安庁の灯台補給船、昭和31年から南極に6回行き、その後巡視船として流氷の北洋で任務を務め、お台場の船の科学館に係留されている。古希は越えている。

海上保安庁の宗谷の時代は悪戦苦闘、ソ連のオビ号・米国のグレーシャー号の救援依頼やタロ・ジロの生存劇に人々は感動で涙した。

自衛艦ふじ・しらせに続く、科学技術満載の新造砕氷艦・しらせが南極に向かう。資源を確保する権益を守る経済戦争の示威行為、巨大軍艦で計画通り正確確実に任務が遂行される。軍艦は法律に従い鉄屑になる。

事務的に事が運び、浪漫は死んだ。

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