避暑で向かう先は海でなく山である。鳳来寺の麓の湯谷温泉の近くの愛知県民の森に遊んだ。岡崎からなら151号と153号の国道経由で行ける。
中馬街道・飯田街道・三州街道・伊那街道・塩の道と言われる153号の途中に伊勢神峠がある。三河湾の先に志摩半島が見え、そこには伊勢神が鎮座し、旅人には伊勢拝み峠。
20年に一度の式年遷宮、唯一神明造の新社殿まで市民が白石を運ぶお白石持行事が内宮から外宮に移動した。
正殿の外観の違いは内宮では千木・鰹木が内削ぎ十本、外宮は外削ぎ九本。垣根は内宮が5重だが、外宮が4重、神仏習合して仏教的に解釈するなら死の向こうには悟がある。
心に太陽をの内宮は天照神、外宮は心を支える生活物資の豊受神、心物の均衡は心が僅かに勝らなければいけない事を暗示している。