体力・好奇心・闘争心が減り、物忘れ・自責の念・涙・悪口・焦りが増え。若者を羨み若者ぶるのが老人。
悪党諸君なる題名の永六輔の刑務所における講演記録で語る老人の定義。
過去の悪行の亡霊に怯え、涙脆く、女房の悪態に耐え、反論する元気が無く、散歩すると息切れ、しかし野次馬根性旺盛で、焼酎を飲んで寝ると翌朝は全て忘れているオイラは老人の優等生なのか落第生なのか。
受刑者は抱腹絶倒、刑務官は笑いを堪えて渋い顔。
母の乳房の乳首は子に乳を与える為に必要不可欠、ならば父の乳首は何の為にあるのだろうか?
知的好奇心と探究心がくすぐられる人に、変人六輔の読書を薦めるオイラも変人。