最高時速130キロで走行し時間短縮に血眼に成ったが、事故が多発するので安全を優先させ120キロに減速した。従って140キロの巨額資金を浪費する新型特急車両の開発を断念した。
航空機や高速道路に挑戦した速度競争から撤退し、安全第一で乗客を多くの目的地まで時間正確に適正価格で運ぶ鉄道の本来有るべき姿に回帰する。
JR北海道の成長神話の呪縛を解き放つ英断である。
航空機・自動車・船・鉄道、それぞれ長所が有り短所がある。
速度が速い事が全てに優先するとする一局集中の哲学は危険である。
多種多様な交通手段が縄張りを守り共栄共存できる規制を自主的に強化する事が人類の英智だろう。
