バス運営の信南交通(長野県飯田市)は11日、天竜川を舟で観光する「天竜舟下り」から撤退すると発表した。新型コロナウイルス禍で主力の高速バス事業の不振が続くなか、経営再建に向けて赤字が続く舟下り事業を整理する。
名勝天竜峡を舟から眺める事が出来なくなると思うのは誤解である。こちらは「天竜ライン下り」の名称で別の企業体、「天竜舟下り」は飯田線伊那八幡駅近くの弁天港から毛賀・駄科を通過して時又駅までの6キロの急流を35分で水飛沫を浴びて下るが、「天竜ライン下り」は天竜峡から秘境駅金野を通過して唐笠までの10キロを50分で飯田線なら上りであるが下る。
次の駅の門島駅の手前にある泰阜ダムの上流なので流れは穏やかだから水飛沫を浴びる事も無い。
鉄道なら24分、240円で到達するが、それぞれ2800円と3200円であるが運賃でなく遊興費だからである。
15年連続してワーホリ飯田で果樹農家の往復で目にし、いつか乗船しようと思っていたが、「天竜舟下り」は存続が危ぶまれる、諸行無常、世間は急速に変化する、思い立ったが吉日、好機逸すべからず、善は急げ、今日なし得ることは明日に延ばすな、諺に学ぶべきだろう。