風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

江戸時代の横綱料理 769号

2009年12月05日 06時40分46秒 | 随想
江戸時代の大横綱の谷風梶之助、大関は雷電爲右エ門。谷風はインフルエンザで若死にしたことから、風邪を「タニカゼ」と呼ぶ。

江戸庶民のおかず番付があった。東・精進方の横綱は八杯豆腐、大関は昆布と油揚げの煮物、関脇・きんぴらごぼう。西・魚類方はめざしいわし、貝のむき身と切り干し大根の煮物、芝エビの炒り物である。

八杯豆腐は豆腐をだし汁で煮たものである。上方は薄味のだし汁六、酒、醤油の「はちはい」、江戸は濃厚な水四、だし二、醤油二の「はっぱい」のレシピ。

豆腐一丁で八人前・八杯と解釈するなら味噌汁も該当する。

「湯やっこ」は葛湯の湯豆腐である。冬の木枯らしの吹く夜には体も、心も温まる温故知新で挑戦したい鍋料理。

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