干し柿を生産する為には皮を剥く必要がある。
昔は人手による人海戦術、夜なべ仕事だったが今は器械に頼っている。
柿に針を突き刺して回転させて剥く器械が主役だったが、その穴が黴の発生原因となる指摘が新型機械を開発させる。
此方は真空による吸引力で柿を保持する方法、彼方は柿の頭と尻の両端を保持する方法。
吸引方式は複雑な構造で電算機制御による高速作業をするが、故障したら修理専門家が到着するまで長時間停止する。
両端保持方式は単純な構造でゆっくり1個づつ確実に剥き、老人にも分かりやすい。
高齢化社会、社会構造も複雑化を脱却し、単純にするのが良策と思うのである。