名古屋の職場に向かう名鉄電車の中吊広告をなんとなく見ていた。コンピュータ総合学園HALの学生募集の案内広告である。以前にHALは何の略なのかと思ったことがある。英語の頭文字の列記で意味があるように感じる。長い間疑問として持っていたが、失業保険の職業訓練で知ることが出来た。IBM(International Business Machines Corporation)というアメリカの巨大コンピュータ会社があるが、ローマ字をそれぞれ1字ずつ前にずらすとHALとなる。従って意味は無く、ローマ字の羅列の記号に過ぎない。好奇心旺盛で探究心のある人間の関心を引き寄せる効果はある。記号からIBMを超えるコンピュータ関連の人間を育てようとする意気込みが感じられる。その広告の中のキャッチコピーは「勝つまで負けない」である。最初は良い言葉であると思ったのであるが、内容を読み進むうちに懐疑的になった。教育の原点が違っている様である。相手の人間との勝負であり、良い仕事とはお金を沢山もらえることであり、その手段を指南することのように感じる。学生の心の教育が欠落している。そして成功者とは物質的に恵まれた人のようである。鉄を金にする錬金術は無いのであるが、学校は錬金術を教えている。偏っている。
最近は禅僧の話をしばしば聞き、発想法を学んだので、違った見方をする癖が着いた。やはり勝負の相手は、他人でなく自分である。自分の潜在能力や可能性をとことん引き出さないといけない。「克つまで止めない」なのであろう。自分と戦い結果として学園の劣等生となり、退学し別の仕事を目指すことになっても勝負に負けたことにはならない。耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ知恵を学んだら鬼に金棒である。それが古い教育である。長い人生では、物質文明の勝利者になるかもしれない。
幼稚園の園長を兼ねる禅僧の話である。「お米を手に入れる方法を知っている人」と質問したら大部分の園児は「お金を持ってスーパーで買いますとママが言っています」と答える。やはり農家が大地に種を蒔き、手入れをして育て収穫する苦労を教えないと物を大事にしない。知識を教え、心の開発である知恵を育むことで教育になる。そもそも物を手に入れるお金を必死に手に入れる父親の努力と有効に使う母親の苦労を教えないといけない。
野球で多くのことを学んだが、最近のプロ野球の関心事がある。落合ドラゴンズ監督が中村紀洋を育成選手として採用したことである。中村が屈辱に耐え一軍の華やかな舞台で活躍することを少年が見て、感動することを期待している。落合監督が妥協しない鬼になり、中村が耐え抜き、背水の陣の根性を見せないといけない。「勝つまで負けない」「克つまで止めない」本当の勝負である。
最近は禅僧の話をしばしば聞き、発想法を学んだので、違った見方をする癖が着いた。やはり勝負の相手は、他人でなく自分である。自分の潜在能力や可能性をとことん引き出さないといけない。「克つまで止めない」なのであろう。自分と戦い結果として学園の劣等生となり、退学し別の仕事を目指すことになっても勝負に負けたことにはならない。耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ知恵を学んだら鬼に金棒である。それが古い教育である。長い人生では、物質文明の勝利者になるかもしれない。
幼稚園の園長を兼ねる禅僧の話である。「お米を手に入れる方法を知っている人」と質問したら大部分の園児は「お金を持ってスーパーで買いますとママが言っています」と答える。やはり農家が大地に種を蒔き、手入れをして育て収穫する苦労を教えないと物を大事にしない。知識を教え、心の開発である知恵を育むことで教育になる。そもそも物を手に入れるお金を必死に手に入れる父親の努力と有効に使う母親の苦労を教えないといけない。
野球で多くのことを学んだが、最近のプロ野球の関心事がある。落合ドラゴンズ監督が中村紀洋を育成選手として採用したことである。中村が屈辱に耐え一軍の華やかな舞台で活躍することを少年が見て、感動することを期待している。落合監督が妥協しない鬼になり、中村が耐え抜き、背水の陣の根性を見せないといけない。「勝つまで負けない」「克つまで止めない」本当の勝負である。