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中国湖北省武漢で発生したデビッド19は絶好調の世界経済を奈落の底に叩き落とした。原因は特定できなかったけれども、かかる事態になる事は予測できた。
敗戦から見事に登頂を果たした今こそ、実り多き「下山」を思い描くべきではないか、「下山」とは諦めの行動でなく新たな山頂に登る前のプロセスだ。
五木 寛之の「下山の思想」が提言していたが、為政者は坂の上の雲を求める楽天家だったが、觔斗雲から落下した孫悟空になった。
お金や、途絶えることのない経済成長のおとぎ話だけ議論し、気候変動に対する危機感の欠如がデビッド19の悪事を助けたのだろうか。
富士山の頂上を極めたら思い出を糧に、無事に麓に戻りしばしの休息の後に、次の目標を定め歩を進めるのが良いのだろう。故郷の里山、大切に守る、それも悪くない。
経済戦争は終結した。そして戦勝国は無く、全世界が敗戦国なのだろう。