風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

オン カカカ ビサンマエイ ソワカ

2022年01月20日 15時25分44秒 | 随想

まん延防止等重点措置が中京圏に21日から来月13日まで適用される事が決定された。適用前に伊勢神宮に初詣を目論んだが断念し、近くの大樹寺で厭離穢土欣求浄土の墨書朱印を授かる事にした。コロナ禍の穢土を厭離し、皆の笑顔が満る浄土を欣求するのが「のぞみ」

本堂で「おかまいり・岡崎三十六地蔵」なるスタンプラリーのパンフレットを見つけ、四国遍路・西国観音霊場・中部道の駅などスタンプラリーが趣味の馬鹿老夫婦は挑戦するのだった。二日間で完結し達成感に酔いしれる。

お地蔵さんはお釈迦様が入滅し、56億7千年後に如来と成られる弥勒菩薩が現れるまでの中継ぎとして凡人の抜苦与楽に精進下さる。

善人は自分は悪党で地獄の苦しみを味わうのが生後の一大事と思いがちであるが、お地蔵さんは三途の川岸で大船に乗せる阿弥陀如来の極楽浄土の案内役である。故に地蔵さんは浄土系の寺院に多く存在する。

十八番目は永泉禅寺だった。今は亡き鷲見俊哉住職に曹洞禅をご指導頂いたことを思い出す。坊守の未亡人にご挨拶したら住職遺作のカレンダーを頂戴した。


自力本願の禅宗の曹洞宗の寺院に浄土宗系のお地蔵さんに違和感を持つが、長期に渡る宗教活動で様々な思いが習合したのだろう。かたよらない・とらわれない・こだわらない、何でもOKが仏教の空の心だろう。


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