風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

土佐一国参り達成

2012年10月14日 06時31分08秒 | 四国遍路

三河岡崎から格安切符・秋の乗り放題パスで12時間掛けて到着した格安ホテル・ウィークリー翔・ホテル高知プラザは一泊1700円に投宿した翌日10日は晴天特異日で晴れている。

旅の興奮が早朝に目覚めさせる。早朝4時40分に宿を退去し、始発前の土佐電の路面電車の線路伝いにはりまや橋を経由して高知駅に5時20分に到着、電灯が光り輝く夜の景色だった。再開発された駅前を散策して時間を潰す。

日の出に送られて6時30分出発、西の伊野駅に7時到着。7時10分のドラゴンバス200円で27分高岡高校通バス停、徒歩開始し8時10分清瀧寺。春に先達から指導頂いた作法で厄除薬師如来様を参拝、真言オンコロコロセンダりマトウギソワカを唱える。大師堂で南無大師遍照金剛を唱える。

土佐市街の長谷寄通バス停に9時到着。

宇佐に早く行きたい思いが変電所通まで歩かせ、中島まで高知県交通のバスの運賃220円を払い、南中島の喫茶店こんさあとでモーニングサービス400円、高石から用石第2まで歩かせ結局は10時47分の高岡発のバスの時間になった。

ドラゴンバスなら300円であるが、路線バスだから420円支払った。

地域バスと路線バスの価格差問題は近江八幡のあかこんバスで経験済み。

要するに民間バス運賃が高騰し、地域住民の福祉目的で税を投入運賃を下げる。しかし住民税を払わない観光客の利用は抑制したいが故にほぼ同時刻に民間バスを先行させ観光客運び、地域バスは住民専用にしたいのである。車社会では路線バスを利用する平日の観光客は稀で利用客は極めて少ない。バスは私の貸切だった。

11時10分スカイライン入口バス停で降車、宇佐大橋を徒歩で渡る。40年前に架設された長さ645m、海面からかなりの高さがあり高所恐怖症の人間には難所である。歩いていて気が付いた。海面を見ると高いが、足元から目まではたかだか1メートル60センチ、恐怖は消える。

橋を渡り終えると井尻峠越えの遍路道と海岸沿いの自動車道に別れる。遍路道は近道の文字、迷わず旧道を行く求道者。

12時に青竜寺に到着、浪切不動明王にご挨拶、12時30分に寺に別れを告げ、自動車道を歩き13時10分にスカイライン入口バス停に到着。近道を歩いた往路は50分、復路は40分の徒歩、平坦な道より山越えは時間が掛かる。しかし峠からの土佐湾の眺めは時の流れを忘れさせる。苦しみを通過した歓喜、寒暖は言葉で現せないから実感する以外に方法が無いと禅僧は嘆いていた。

13時42分のバスまで時間が有るので大衆食堂・新漁丸で定食580円を注文する。晴天特異日に雨が降り出した。傘が無い困った。

食堂を出ると雨が止んでいる。

バスに乗車走り出す。土砂降りが始まった。

USAの看板を通り過ぎると雨は止んだ。アメリカ合衆国の経済は雲行きが怪しい。間もなく土砂降りになるのだろうか。妄想だった。USAは宇佐。

雨に濡れない奇跡、何か偉大な存在、お薬師様、不動尊、弘法様のご加護を実感する。

朝倉駅14時15分、14時55分の気動車に乗車、高知・阿波池田・琴平・坂出で乗換え20時36分に高松到着、コンビニで焼酎と握飯を調達して格安宿・ニュー月光園は一泊3000円にチェックイン、今日の遍路の予定達成、おやすみなさい。

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