風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

持続可能な自然物

2010年05月01日 00時38分26秒 | 随想
地味な人の手作業で完成し、ほんの一瞬、夜空を彩る花火。

種が、地球の栄養、太陽の光、雨水そして空気の助けを借りて葉を出し、秋には葉を落とし、厳しい冬をじっと耐え、春には桜花が開く。

共に人々を喜ばす事に相違無い。

人を喜ばす為に、人が代償を得て、労働する産物の人工の花火は滅びの美学。

自然の摂理に従い、懸命に生きる姿が、人を喜ばす無償の自然の桜花は夢と優しさ。

刹那的な人工物、持続可能な自然物。

岡崎城の春の桜祭りと夏の花火大会。景気低迷なら花火は減るが、桜花は毎年満開で笑っている。

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