時の総理大臣が将来の年金問題で頻繁に口にする「マクロ経済スライド」、優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心が減退した老人には難解である。
理解できるのは経済で、マクロやスライドは辞書が必要だ。
老眼鏡の助けを借り翻訳すると巨視的経済学で年金支給額を変動させる事で、マクロ経済は国家財政と同義語、対義語はミクロ経済で家計。
老人の独断と偏見の解釈なら、武力戦争で敗戦した時と同様に経済戦争で敗北したら、「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、もって万世のために太平を開かんと欲す」の歴史を繰り返すことになるのだろう。
経済は景気と同義語でなく、節約が本義だろう。
宇宙船から見る日本列島は原子力発電の電力で明るいが、蝋燭の火で暗いが、明るい楽しい我が家が古き良き日本なのだろうか。