田舎の婆ちゃんが畑で丹精込めて栽培した巨大な大根を頂戴した。大正13年3月生まれだから平成31年で御年満95才、数え96才である。
今年は西暦2019年で大正13年は1924年だから引き算すると95なる数字がでるから、小学生でもすぐ分かる。
終戦の前年の昭和19年3月に誕生した老人は元号による年齢確認に長けているが、戦後の西欧教育の優等生は困惑する。
大正は15年、昭和64年、平成31年だから婆ちゃんは大正天皇の御代で2年、昭和天皇の時代に64年、今上天皇の現世で31年、計97才となるが、大正15年と昭和元年、昭和64年と平成元年が重複、2才を減じると95才となる。
西欧の満年齢でなく、日本伝統の数え年齢の概念を導入するならば、例えば昭和天皇が崩御された昭和64年は喪に服する観点から元号を変更せず、正月元旦に平成と成したら分かり易かった。
憲法では国家元首は天皇なのだから西暦は不敬と思うのは、憲法軽視、国際化社会、経済一辺倒の世間では異端とされる。