風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

大正生まれの95才

2019年03月14日 09時05分20秒 | 随想

田舎の婆ちゃんが畑で丹精込めて栽培した巨大な大根を頂戴した。大正13年3月生まれだから平成31年で御年満95才、数え96才である。

今年は西暦2019年で大正13年は1924年だから引き算すると95なる数字がでるから、小学生でもすぐ分かる。

終戦の前年の昭和19年3月に誕生した老人は元号による年齢確認に長けているが、戦後の西欧教育の優等生は困惑する。

大正は15年、昭和64年、平成31年だから婆ちゃんは大正天皇の御代で2年、昭和天皇の時代に64年、今上天皇の現世で31年、計97才となるが、大正15年と昭和元年、昭和64年と平成元年が重複、2才を減じると95才となる。

西欧の満年齢でなく、日本伝統の数え年齢の概念を導入するならば、例えば昭和天皇が崩御された昭和64年は喪に服する観点から元号を変更せず、正月元旦に平成と成したら分かり易かった。

憲法では国家元首は天皇なのだから西暦は不敬と思うのは、憲法軽視、国際化社会、経済一辺倒の世間では異端とされる。


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