風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

長寿の秘訣 36号

2007年02月25日 17時55分07秒 | 随想

最近面白く読む、小川宏助教授の発想辞典の時間感覚相対性理論によると「人は歳をとるほど、今まで生きてきた時間の合計が長くなるから、その年月に対する“この1年”は、相対的に短く感じられる」とある。今の私にとっての1年は人生の62分の1であるが、小学1年生の頃の1年は7分の1を占める時間であったわけである。最近時間が早く進む感じがするが、この理論で納得した。

別の理屈は以前に読んだ、天台座主の故山田恵諦師の法話で生涯心拍数は38億回であるから、平穏な人生を送れば、平均心拍数は60回/分で、120歳が寿命である。長寿の秘訣は、心を無にして、妄想しないことである。

  3800000000回/60秒≒63333333分
  63333333分/60分≒1055555時間
  1055555時間/24時間≒43981日
  43981日/365日≒120年

サイズが小さな動物の脈はヒトよりもずっと速く、ハツカネズミの場合は 1 分間に 600 から 700 回も脈を打つ。逆に大きい動物だと脈も少なくなり、ゾウは約 20 回、クジラになると約 3 回とされている。それぞれの動物の生涯脈拍数はそれぞれ決まっていて、もし心臓の拍動を時計として考えれば、ネズミもゾウも、それぞれ全く同じ長さだけ生きて死ぬことになる。

人の最大心拍数は220マイナス現在年齢である。62歳の私の最大心拍数は158回となる。喜怒哀楽で上下する様である。喜び楽しみ笑顔でいると下がり、怒り悲しみ苦しむと拍動は上がる。人生の旅はそれぞれ違い、波乱万丈の経験だから、従って人によって寿命が変わり、冥途の旅立ちの年齢が違ってくる。喜怒哀楽は心の有り様だから、心掛け次第で私の寿命を延ばすことが出来る。

深い睡眠の時が、心拍数が最低になる。労働や運動の時には上がり、最大の心拍数を記録するのは、夫婦の営みであろう。大きな喜びの後、熟睡すれば平均の心拍数は60になるのである。そして長生きできる。

時間感覚相対性理論をこの観点で思うと、残りの心拍数を考えて時間が短く感じるのである。収入が減り、貯金が減って使えるお金が少なくなると不安になるのに似ている。私の残りの心拍数がどの程度あるのかは、解からない。神仏の専管事項である。

飯田市の援農ボランティアに参加しているが、昼間の農作業で心拍数を上げ、熟睡できるから心拍数を下げ、平均60の心拍数を維持できていると感じるので、長生きできると実感している。乱高下の心拍数がメリハリのある人生である。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。