
今日は何の日、126年前の明治27年に山陽鉄道(現・山陽本線)の糸崎~広島間が開通し、瀬野~八本「セノハチ」に列車が走り始めたのがの6月10日だった事を知った。
旧国鉄の東西南北の最端駅到達を発願し、最西端の「たびら平戸口駅」を目指して「青春18きっぷ」で三泊四日の旅をした時に「セノハチ」を通過した。
快調に走行していた列車が突然の徐行運転、不思議に思ったのは旅の醍醐味だろう。諸般の事情により山間部を走行する事に成った鉄道の宿命で急勾配を上るのは苦手の様である。
「フルムーン夫婦グリーンパス」で優等列車の新幹線による日本縦断で到達した最南端駅・西大山、北海道周遊での最北端駅・稚内と最東端駅・東根室は易行だったが、普通列車の旅は難行苦行だった。
往路は厳島神社に参拝し岩国で、二日目は門司港駅で九州鉄道記念館を見学、松浦鉄道の列車待ちで佐世保の駅前旅館に宿泊し、「ななつ星in九州」に肥前山口駅で遭遇した三日目の帰路は広島で一泊する三泊四日の長丁場だったが印象深いのである。
優等列車によりデジタルより普通列車によるアナログこそが乗り鉄冥利に尽きると列車旅。と思うのである。