日本財団と横須賀市などは11日、小型観光船「シーフレンドゼロ」(全長14メートル)が同市中心部と無人島・猿島間の約1・7キロを無人運航する実証実験を公開した。日本財団は、小型観光船による同様の実証実験は世界初としている。
こんな新聞記事を読んだが老人は首を傾げるのである。
船の安全安心を担保する事を生甲斐とする船長など運行の職場を奪う無人運転、価値ある偉業なのだろうか。
製造業はロボットによる無人化、商売は対物販売、キャッシュレス決済、機械が人間を支配する、人間が機械の奴隷となる社会では人間は生活の糧を如何なる手段で稼げばよいのだろう。
狩猟採取民族になったら食料調達がすべての野獣と同じで、観光旅行をする金が無いから観光船の運賃を払えない。結局無人運転の観光船は乗客ゼロの無人、大海原を走り回る事に如何なる価値があるのだろう、老人の悩みである。