学生期を信州善光寺門前町で過ごし、家住期の十数年前の会社員の時、滋賀県彦根市に転勤した。
比叡山延暦寺の千日回峰行に魅せられ、しがぎん主催の夏の参禅会に七年間通った。
定年退職し岡崎に戻り再就職、休暇を利用して一人旅で四国を旅し遍路を知り、区切り打ちを重ね、七年で結願した。
奈良都市仏教の堕落に反旗を翻した伝教大師最澄と弘法大師空海の平安山岳仏教に没頭した林住期だった。
遊行期は鎌倉仏教の本山を訪ねるのも面白い。
仏教十三宗の本山で参拝残りは融通念仏宗大念仏寺と時宗本山清浄光寺、一遍遊行上人が開祖だから手始めには相応しい。