風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

犬の老衰 582号

2009年07月02日 07時14分25秒 | 随想
猫の仲間の犬。紅顔の美少年の時、自転車で転倒し、吃驚した犬に太腿を噛まれて以来、敬遠してきた。援農先のウェルシュ・コーギー・ペンブロークとの長い付き合いは、犬猿の仲を解消してくれた。オイラは昭和19年生まれの申年である。

その犬は最近落ち着き、風格が出て来た。関節が痛いらしく、ヒヤルロン酸の錠剤等を餌に混ぜ食べさせている様である。老境に入った。

小型犬のチワワやチロルのセントバーナード、警察犬のシェパード、横綱を首に巻いた土佐犬程度の知識しか持ち合わせていない。

人生80年の長寿高齢化社会の人類、犬は10数年の寿命だから、人間の6年が犬の1年に相当する。誕生・成長・老衰そして死を人間に見せ、無常観を知らしめるから、人は可愛がるのである。

犬の心臓の大きさは一定であり、大きな体に血液を循環する心臓の疲労が激しいから、大型犬のセントバーナードは短命で、小型のチワワは長生きする。

人の心臓の鼓動の限度は38億回の説があり、毎分70回の脈拍なら120歳まで生きられる。だから興奮することなく、平静を持続する高僧は長命なのである。

チョコレートを与えると中毒を起こすから、セントバレンタインやゴルフの人間社会の小物はご法度である。

赤信号が判らず、点滅と人の動きで行動するから、雪国の縦型信号に慣れた犬が、横型信号の表日本に出張した際には再教育が必要である。

知的好奇心の野次馬根性の心の有様は若さを保つ秘訣である事を、イギリスのウェールズの小人犬のカーディガンの仲間の牧羊犬のペンブロークが教えてくれた。

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