風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

鉄道にのぞみ

2015年10月07日 09時03分36秒 | 随想

12才だから長野市の小学6年生の時、東海道本線が電化され、ビジネス特急・こだま号が国鉄色のクリーム4号と赤2号の華やかな装いで登場した。151系電車だった。

大成功、そして8年後に白地に青の東海道新幹線の為に東海道から消え、山岳鉄道の上越線の特急とき用に変更されたのが181系、機関車の助けを借りる碓氷峠越えの信越線の上野~長野の特急あさま号用が189系、曲線の多い中央線の名古屋~長野の特急しなの号用の振り子電車が381系に発展。
昭和の時代は花形だったが、新型電車の登場に伴い、地方の鉄道に転勤して懸命に走る。

北陸新幹線が今年3月に金沢まで延伸開業した。

それまでの東京から金沢の経路は上越新幹線で越後湯沢、北越急行ほくほく線経由の特急はくたか号利用、東海道新幹線で名古屋か米原、特急しらさぎ号乗換、の二つ。

北陸新幹線の為に特急はくたか廃止、特急しらさぎ減便、余剰の新型車両が今は消滅した信越本線長野~直江津の生き残りの妙高号の189系、大阪や京都から北近畿に向かう特急キノサキ、コウノトリ、ハシダテの381系を引退させる。

昭和の時代を懸命に生きた老人は弥生初旬にサヨナラ信越線、下旬には余部橋梁・城崎温泉に国鉄色189系と381系にお別れの旅をしたのである。

そしてプロ野球のドラゴンズの谷繁・和田・小笠原・朝倉が引退、今日は山本昌が引退試合、そして国会では平和憲法が引退、白々しい秋、そして暗黒の冬が近い。冬来たりなば春は間もなく来るのだろうと信じたいが、のぞみはあるだろうか?

東海道新幹線にはのぞみが一時間に10本も走っている。


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