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数か所の町に居住したが、現在は西三河の徳川家康の誕生した岡崎の城下町に居住している。しかし将来は何処に住むのかわからないから、岡崎は仮住まいなのだろう。死して後は阿弥陀様の極楽浄土に往生するだろうと思うのは私の信心である。
最近はJR岡崎駅や名鉄東岡崎駅が整備され、家康の石像が設置され、戦国時代の旗印である「厭離穢土欣求浄土」なる文字が刻まれている。
浄土門の聖地なのかと言えば、そんな形跡はなく、聖道門の寺院もたくさん存在する。
文字の羅列は葵紋と同様に単なる記号なのだろう。
天下統一の題目実践の為に武力で人間が人間を殺す事は穢れた世間であるとの理由で家来の造反を止める為に採用した「厭離穢土欣求浄土」、故に多くの家来がその旗の本に一致団結し300年を越える長期政権となった。
経済一辺倒の旗印の本にお友達を集め優遇して、経済・社会弱者を切り捨てて、長期政権を誇る安倍政権であるが、金の切れ目が縁の切れ目、程なく一人去り二人去り、誰もいなくなるのだろう。
「人民の人民による人民のための政治」の旗印の本に国民が結集するならば、祖国も長期政権となるだろうか。