先の大戦での特攻隊崩れの比叡山北嶺大行満大先達大阿闍梨酒井雄哉總―和尚の言葉である。
『僕が予科練に受かって、それで人吉へ行く日に、みんなが壮行会をしてくれた。壮行会の時に、定番のね、「一生懸命やって、国のために命を落として頑張ります」というようなことを、みんなやりますね。それと同じ様に皆に挨拶したわけです。一服していたら、確か中道というおじさんなんですがね、ノコノコとやって来て、「ちょっといらっしゃい」というから行った。そうしたら「死ぬだけがね、 国の為になる事と違うよ。違った意味でもって 役に立つように考えなければいけませんな」なんて言われたことがある、その当時にね』
物質文明の経済世界戦争の真只中の現代日本の若者は千日回峰行者の言葉を読み替える時が来ている。
『カネだけがね、 国の為になる事と違うよ。違った意味でもって 役に立つように考えなければいけませんな』
国家権力で自由な思考を封印された軍国主義の戦争と違い、自由に行動できる経済戦争だから、カネの魔力・快楽に流されてはならないと思うのである。モノカネ優先が常識の世相に、自主的に反逆する気概が貴重な思いである。『モノカネは万能』は幻想である。
カネは流動的で、その効用を行使する時、威力は乱高下するのである。モノが過剰に有るデフレ経済では万能であるが、天然災害などでモノが不足するインフレ状況では札束はトイレットペーパーより価値は無くなる。カネだけを拠り所とする家計は崩壊する運命である。最低限必要なモノは衣食住に関するモノである。
お釈迦様が王侯貴族の栄華を捨てて、田園に心の旅路を始めた動機が、物質文明に懐疑的になったからなのだろう。だから農村・漁村そして山村を大切にする心の復活を勧めるのである。そして助け合う人の縁に喜ぶ人間改造を期待している。一人一人が変化すれば社会は変る。田園地帯に分散して人間性を回復すると、自然にモノカネ由来の社会問題は消滅するのだろう。米を安く楽に手に入れる知識より、米作りの先人の知恵を大切にして実践することが、重要なのである。
西洋の物質文明の反逆児・・・・落ちこぼれが優等生・・・・仏様と言われる時代が来ることを期待している。酒井雄哉師は「生き仏になった落ちこぼれ」
『僕が予科練に受かって、それで人吉へ行く日に、みんなが壮行会をしてくれた。壮行会の時に、定番のね、「一生懸命やって、国のために命を落として頑張ります」というようなことを、みんなやりますね。それと同じ様に皆に挨拶したわけです。一服していたら、確か中道というおじさんなんですがね、ノコノコとやって来て、「ちょっといらっしゃい」というから行った。そうしたら「死ぬだけがね、 国の為になる事と違うよ。違った意味でもって 役に立つように考えなければいけませんな」なんて言われたことがある、その当時にね』
物質文明の経済世界戦争の真只中の現代日本の若者は千日回峰行者の言葉を読み替える時が来ている。
『カネだけがね、 国の為になる事と違うよ。違った意味でもって 役に立つように考えなければいけませんな』
国家権力で自由な思考を封印された軍国主義の戦争と違い、自由に行動できる経済戦争だから、カネの魔力・快楽に流されてはならないと思うのである。モノカネ優先が常識の世相に、自主的に反逆する気概が貴重な思いである。『モノカネは万能』は幻想である。
カネは流動的で、その効用を行使する時、威力は乱高下するのである。モノが過剰に有るデフレ経済では万能であるが、天然災害などでモノが不足するインフレ状況では札束はトイレットペーパーより価値は無くなる。カネだけを拠り所とする家計は崩壊する運命である。最低限必要なモノは衣食住に関するモノである。
お釈迦様が王侯貴族の栄華を捨てて、田園に心の旅路を始めた動機が、物質文明に懐疑的になったからなのだろう。だから農村・漁村そして山村を大切にする心の復活を勧めるのである。そして助け合う人の縁に喜ぶ人間改造を期待している。一人一人が変化すれば社会は変る。田園地帯に分散して人間性を回復すると、自然にモノカネ由来の社会問題は消滅するのだろう。米を安く楽に手に入れる知識より、米作りの先人の知恵を大切にして実践することが、重要なのである。
西洋の物質文明の反逆児・・・・落ちこぼれが優等生・・・・仏様と言われる時代が来ることを期待している。酒井雄哉師は「生き仏になった落ちこぼれ」