飯田市のワーホリで馴染みの座光寺の果樹農家に行った。名古屋から高速バスが慣例であるが、今回はドライブ。
往路は三州街道、復路は遠州街道で新野まで売木峠を越え茶臼山高原道路を走り根羽村で三州街道に合流して帰宅した。
三州街道は三河湾の塩を塩尻まで届ける道で天竜川の西に位置する。
東岸を御前崎から信州上田まで運搬する道路が秋葉街道、国道152号。秋葉本宮大社に向かう道が由来だろう。
酷道である。大鹿村と飯田の地蔵峠、飯田と浜松の青崩峠で不通だから林道を迂回する。
中央地溝帯・フォッサマグナの西端の糸魚川静岡構造線と列島を南北に縦断する中央構造線が交錯する複雑な地形が道路建設を妨害する。
塩見岳の下の複雑な地形を選んでトンネルを掘り、電力を浪費するマグレブ中央新幹線、先人は自然に挑戦する事を避け迂回した。人類の叡智と思う。