律令時代の東山道は近江・美濃・信濃・上野・下野・陸奥の各国を通る道で、現代は名神高速道路・中央自動車道・上信越自動車道・北関東自動車道・東北自動車道に重なる。
比叡山の伝教大師・最澄が滋賀県から岐阜県を通り長野県の布教旅の時、難所は神坂峠だった。旅人の難儀を解消する為に美濃広済と信濃広拯の善根宿の建設を命じ、信濃比叡として阿智村に残っている。
中央高速道の恵那山隧道の前後には神坂と阿智PAがあり、高速バスの停留所なら馬籠と駒場。
界隈の園原の里に昼神温泉があるが鉄道中津川線の隧道の調査の際に噴出した。リニア新幹線も通過予定であるが、赤石山脈に穴を穿つ暴挙は流石の最澄さんでも気がつくめぇ。