インドのお釈迦様の仏教は入滅後、忠実に護る上座部はセイロン・シャム・ビルマに南伝、拡大解釈する大乗仏教は漢、百済、奈良に北伝する。現在はセイロンはスリランカ、シャムはタイ、ビルマはミャンマー、漢は中国、百済は韓国、奈良は日本。
イギリス軍がお釈迦様の遺骨即ち仏舎利をインドで発掘、シャムの国王に贈呈、分骨が明治33年・1900年に到来し、覚王は仏陀、日本と泰国に因んで尾張即ち名古屋の覚王山日泰寺に超宗派でお守りする。
その門前町の料亭で参男坊が皐月末日に祝言を挙げるので下見に出掛け、お参りした時は曹洞宗の僧侶が夕方の勤行中、大乗仏教で上座部寄りの禅宗である。