(前回からの続き)
次に、弁証法について。弁証法とは「世界の運動の一般性についての学問(科学)」(あるいは「世界の一般的な運動についての学問(科学)」)である。これについても南郷継正先生の著作に学んでいたでければと思うが、簡単に東洋医学,鍼灸とのかかわりでその必要性を説いておきたい。
東洋医学,鍼灸を学ぶのに何故に<弁証法>の学びを!なのかといえば、端的には,弁証法が、世界の運動の一般性、 . . . 本文を読む
「陰陽論・五行論」について説いたので、次は、「気・血・津液」、「経絡・経穴」、「蔵象」へと筆をすすめる予定であった(「東洋医学の学びの総括」の構想としては、一般論(本質論)-構造論-現象論の順でとの思いがあった)のだが、東洋医学、鍼灸に関わる学びの総括をしようと、そこに関わる諸々の像を想起していくと、東洋医学、鍼灸の世界に認識論と弁証法が皆無であるということが痛感され、その現状に鑑みて、自身にと . . . 本文を読む