絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2018年2月21日(水)イラストベーシックコースの授業内容

2018-02-22 15:36:22 | イラストベーシックコース
今回の授業は、LINEスタンプの制作・登録をするのと、構図の説明もしていただきました。

LINEスタンプのイラストが出来ている方は、事前にイヌイ先生のパソコンへ転送していますので、
イヌイ先生が画像の修正などをしてくださります。
ご自身でできる方は、持参のノートパソコンで作業していきましょう。



LINEスタンプの説明が終わりましたら、本日は構図を考える授業です。

縦長のサイズに鉛筆で、りんごを描いてみましょう。
見せたい物をどう描くか、どんな構図にすると、より良く見えるのかを、考えて描いてみます。



皆さんが描いている間に、イヌイ先生はノートパソコンで、LINEスタンプの画像修正をしてくださっています。



いろんな構図でりんごが描けましたね。

 
 

全体を描かずに切り取って描くと、何かがあるのかと予感させたり、広がりを持たせるので良い構図ですね。
あと、大中小とモチーフにリズムを持たせるのもいいです。
自分の好きなイラストレーターの構図を見て、アイデアをもらったり、真似て描いてみるといいと思いますよ。

イラストの場合は、バランスが悪くてもOKの場合もありますが、
基本的な「遠近法」パースを用いて、奥行きのあるイラストを描く説明もしていただきました。

まず、立体感を出すのに、光の方向を合わせて影をつけます。



影の長さで時間を表すことも出来ます。
昼なら影は短く、夕方なら影は長くなりますよね。

奥行きを出すには、遠くのものを小さく近くのものを大きく描きます。
寒色系は遠くに見え、暖色系は近くに見えますね。
大気を描くときも、遠くに従って青味を増していき、線は弱くなります。

長い道や風景の奥行きを表すのに「一点透視図法」を用います。
水平線の真ん中に消失点を描き、その消失点に向かうにつれ小さく(狭く)描いていきます。

奥に向かうに連れて、道幅が狭くなって、距離感が表現されます。



建物の外観を描く場合は「二点透視図法」を用います。
水平線に中心の軸と左右に二点の消失点を描き、案内線を入れて立体感のある建物を描いてみましょう。

少し難しくなりますが「三点透視図法」の説明もありました。
下からビルを見あげたり、空の上から見下ろしたりする時に用います。
巨人を描く時には、この方法で描きます。



バランスが分かりにくい場合は、参考になる写真やイラストを見て、上からなぞって描いて練習するといいですよ。

次回の授業では、LINEスタンプの登録をするので、登録が出来る段階まで仕上げてきてください。


あと、名刺作りをします。
名刺のラフを考えて描いてきてください。



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2018年2月28日(水)絵本わくわくコース・高科正信先生の授業テーマと持ち物

2018-02-22 15:30:00 | 絵本わくわく塾
2月28日(水)高科正信先生の授業は「伝える絵本」がテーマです。

持ち物
・ノート 
・筆記用具
・原稿用紙

※3時間授業です。

※スポット受講(在校生、卒業生対象)、ご見学(体験受講)の方、
随時受付しております!
興味のある方はギャラリーvie絵話塾までお問い合わせ下さい。


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Gallery Vie 絵話塾(かいわじゅく)
E-mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
〒 650-0022神戸市中央区元町通3-2-15
セントラルビル元町5F
TEL:078-332-5808  FAX:078-332-5807
URL:http://galleryvie.jp/kaiwajuku/k-info.html 
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2018年2月21日(水)絵本わくわくコース・松田素子さんの授業内容

2018-02-22 14:32:48 | 絵本わくわく塾
本日の授業は、松田素子さんの二回目の授業ですので、ダミー本の発表と講評をしていきました。

ダミー本の発表前に、長新太さんのお話を聞かせていただきました。
長新太さんの絵本は、ナンセンス絵本ですが、ギャグとナンセンスは違うという話。
ギャグは一発芸のようなものですが、ナンセンスにはセンスが必要。
「笑うだけでいいじゃないですか。生理的に気持ちいいっていいよね」という長新太さんの言葉があるそうです。
戦争時代を経験した長新太さんだからこそ言えて、長新太さんのナンセンス絵本もただ面白いだけではなく、意味のあるセンスが光る絵本なのだなと思います。

では、ダミー本の発表をしていきましょう。



前に出て発表していき、松田さんから一人ずつに、丁寧なアドバイスをいただきました。

・経験談を元にした絵本
・赤ちゃん絵本
・ことばがシンプルな絵本
・デリケートな題材をテーマにしている絵本
などがありました。


 


・作者はストーリーが分かっているが、読者は分からずにきょとんとしてしまう。
 シンプルに丁寧にその世界に読者を連れて行かないとダメです。
・読者は結果だけでなく、経過を楽しみたい。
・0才〜2才対象の赤ちゃん絵本は、ことばで聞かせる。
 ことばのセンス(独自のオノマトペ)を考える。
・自分の経験談を絵本にするのは難しい。日記のようになってしまう傾向がある。
・絵本のテーマによって、絵本の形を考える。
・読者は主人公の立場になって考えるので、構図も主人公からの目線にしてみるなど、いろんな構図を考えてみてほしい。

皆さん沢山のアドバイスをいただきました。

通常の時間が過ぎ、場所をギャラリーに移して、授業の続きをしました。



約四時間の授業となり、松田さんも皆さんに伝えたいこと、沢山お話していただきました。
・本当の教室は日常にある。
 常に絵本を読み、映画を観て「えっ!何で?」と疑問に思う引き出しを増やしてください。
・絵本を深く読む。
 舟を漕ぐ時は両手にオールが必要。絵本作家になるには、絵本を作ると絵本を読む。という二つのオールが必要です。
 沢山の絵本(名作)を読んで下さいね。

松田素子さん、沢山のアドバイスをありがとうございました。



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