やまめの庭つくり

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シュウメイギク

2009-08-20 | 植物
最近やっと夏らしい気候になったと思ったら,庭のシュウメイギクが咲き出しましたyellow25ase2


シュウメイギクを見ると,「もう秋???」という気分になります.




シュウメイギク(キンポウゲ科アネモネ属)

学名:Anemome hupehensis var. japonica

別名:キブネギク,キセンギク(貴船菊)

英名:ジャパニーズアネモネ

japonicaとか,ジャパニーズアネモネとか付いていますが,昔中国から渡来して日本で野生化したと言われていますnote

そう,野生化するくらいですから本当は日本の気候が大好きなはず.

ただ,鉢植えは水切れに要注意ですね.

夏に数回水切れすると,それで死んでしまうことはないのですが,確実に花がさかなくなります

例によってやまめは鉢で育てているのですが,今年のピンクの花が咲く株は超元気.

ツボミもたくさんつけています.

そう,水切れにはホントに注意していたんです.

が,何故か・・・・そのとなりの白花のシュウメイギクは,一週間前に水切れしてしまい,ツボミも葉もダウンしてしまいました.

翌朝気づいて水をやったところ,葉はすぐに復活したのですが,ツボミはしなだれたままでした.

その後もいっこうに立ち直らず,そのまま枯れていくのかと思っていたのですが,何故か一週間経った頃,ツボミのついていた茎が立ち直ってきていることに気づきました.



後一歩でしゃんとしそうです.

葉は枯れたままですが.

きっとツボミも枯れていることでしょうが.

じゃあ何故立ち直ろうとしているのか・・・

これからも毎日水やりをして見守っていこうと思います.


竹の生垣

2009-08-19 | 造園


今月初めに鎌倉をぶらぶら歩いたときに,竹の頭を低く止めて,生垣にしているおうちに出会いました.

建仁寺垣プラスオン竹生垣yellow25



一見竹には見えないですよねalien

特殊な種類なのかと思ったのですが,師匠曰く,

「頭を止めたらこんな風に出来るんだよ」

上への成長を止めるだけでこんな風にワサ~ッと,しかも均等にきれいに行くものなんでしょうか.

内側は通りにくくないのでしょうか?

内側はスッキリ枝を払ってあるのかも知れませんね.

竹で生垣っていいなぁ.

何だかこの家に住んでいる人そのものが風流な方のような気がしてきました.

門構えもちょっと背をかがめて入るくらいの丈で,これもまた風流な・・・



道に面した門や庭の表情は,その家に住む人の好みや生活観や,はては粋な人かどうかなど,すごく想像させてくれますねyellow3kirakira2





裏庭緑化計画

2009-08-18 | ガーデニング
最近,表側の庭はかなり植物過密状態になり,駐車場スペースもほぼ埋まり,これ以上はベランダしかないか・・・・と思っていたところ,

思い出しましたhamkirakira2

今まで植物は無理,と勝手に思いこんでいた家の裏側.

普段雑草取りくらいでしか行かないところです.

何もないので.泥棒よけのビリ砂利が敷いてあるだけの狭いスペースです.


しかも家の裏だから日陰.

と,これも勝手に思いこんでいたことですが.

よくよく見ると,常にドクダミが繁茂している一角があるんです.

季節によって日の当たり方はビミョウですが,意外といけるかも.

そう思って,チャレンジすることにしました.



よくある建て売りの家の裏側.

手前の植物は6月に砂利をどけて植えてみたギボウシ.

ちっとも大きくなりませんが,とりあえず元気です.

ここに,クレマチス アーマンディ アップルブロッサムを置いてみます.

完全な日向ではないので,万が一の時を考え,鉢植えで.

春にグリーンアドバイザーの方達が大絶賛していたアップルブロッサム.



常緑で,耐寒性が強くて,3~4月に咲く甘い優しい香りの花.

来年か再来年にはきっと見られると思います.

あぁ,これがフェンスいっぱいに伸びていったらいいのになぁ・・・symbol4

オダマキなどのタネも蒔いてみようかなと思っているのですが,いきなり蒔いてもダメなんでしょうね・・・

めんどくさがりの私としては発芽率が低くても蒔いて出てきて欲しい!




up師匠にタネをもらって6月に植えたオキナワスズメウリ.

最近メキメキと成長してツルもぐんぐん伸びてきました.

が・・・花が咲いたり実がなるには遅すぎたのではalienase2

ただ,今年の天候ならこれからまだまだ成長するのかも知れません.

どうせなら実を見てみたいものです.




クレマチスの丘で・・・

2009-08-16 | 植物
クレマチスの丘に行ったのは13日ですが,とても暑くて,湿度もとても高い南国の夏的天気でした.

ここは標高200メートル程度の立地らしいのですが,バラも沢山咲いていましたし,カシワバアジサイなどもやや花が残っている感じだったので,平地より涼しいのかな?

クレマチスも暑いので咲いていないと思ったのですが,結構咲いていました.

ただ.

クレマチスって広い場所で見ると,沢山咲いていても目立たないです.



もちろん,品種にもよるし,暑さのせいで花が少なくなっているし,最盛期にはかなり見事な景色を作っているのだと思います.

また是非花の最盛期に訪れたいものです.


咲いていたクレマチスは紫系の色が多かったです.

似ていても品種が異なるものもたくさんあるので,何種類か正確にはわかりませんが・・・











そのほか,きれいだったのはボタンヅル.



センニンソウと似ていますが,葉が違います.

白くて清楚な花が美しく,涼しげでした.

フェンスに這わせるとかなりボリュームが出ます.


シクラメンもひっそりと咲いていました.



足下の灰色っぽいものが球根.

11センチもありましたyellow25symbol5

花に気をとられて近寄ると,うっかり踏んづけてしまいそうなくらい目立たないのですが,花芽をぎっしり頂部に用意していました





富士竹類植物園

2009-08-15 | 造園
13日.

クレマチスの丘に引き続き,タクシーで富士竹類植物園へ.

クレマチスの丘が先か,竹が先か・・・

結局,食事や移動の都合を考えてクレマチスが先になりましたが.

みんな竹類植物園に行ったことがなかったので,竹の展示がショボかったら,あっという間に見終わってしまうのだろうか,とか,山の単位だったらどうしようか・・・等と想像を膨らませていました.

でも,何となくそんなに期待しても仕方ないかも・・・

なぁんて思っていたら良い意味で期待はずれでした~kirakira2

クレマチスの丘からタクシーだと10分程度,癌センターの裏手にあたる位置に植物園はあります.

近くにバス停もあるのですが,そこから歩いて15分淋しい道を歩くことになるので,一人でいくなら三島駅からタクシーがオススメ(2000円くらいかかるかも)です.

入り口ははっきり言って地味.

受付は,スチール製の物置を改良したかのような殺風景さ・・・yellow25ase2



ところが一歩中に入るとこんな感じ.

各々のかたまりが「竹」です.

世界中の竹が解説版付き,わかりやすい順路表示付きで500種類,じっくりたっぷり見ることが出来ます.

それもミニ竹林風に

遠くから見ると,黄色く派手な竹林.

最初は枯れているのかと思ったくらいです.



その名もオウゴンコウチク(黄金光竹).



こちらは庭園や室内装飾にも良く使用されるクロチク.

かっこいいです.




これはベニホウオウ.

何者も中を通り抜けることは不可能,というくらいビッシリと生えています.


このような密生した状態で大丈夫な竹と,横,外にぐんぐん地下茎を伸ばして広がっていく種類があるのだそうです.

後者は造園で竹垣などによく使うマダケ等ですね.

これらは,コンクリートの枡の中に各種植えられているのですが,このコンクリート枡の深さ,地下1メートルだそうです.

このくらい深く仕切ればさすがの竹も侵食できないらしいです.


次に,初めて見たものや面白かったものをちょっとだけ紹介します.




スホウチク.黄色い桿に緑の線が入り,若竹は蘇方色(紅色)になる.



ムツオレダケ.竹のイメージにあるまじき,ジグザグな桿.このまま装飾に使われる.



ラッキョウヤダケ.昭和9年に水戸で発見された珍種で,竹桿がらっきょうのように膨らみ,地下茎は球状に膨らむ.



ウンモンチク.雲状の斑が入るので,この模様を活かした竹細工に利用される.


このほか,温室にはメキシコなど暖かい地方の竹が展示してあります.

メキシコに竹があるイメージさえなかったのですが,メキシコの竹,すごくいいです.

ユキヤナギのような優しい姿形,松葉のような細くてやわらかな葉,日本人好みではないでしょうか.

ただ,寒いのは苦手かも知れないので,日本の庭で使うのはきびしいのかもしれませんが・・・

竹のくせに(?)鋭くて大きなトゲをたくさんはやしているものもありました.

ここまで画像がないのは,カメラのバッテリーが切れてしまったためです・・・

すごく背丈の低い竹もたくさんあり,芝の代わりに刈り込んで使用できるものも.

種類を使い分けたら面白い庭になりそうな感じがしました.


この,かなり広い竹類植物園は個人のコレクションだそうです.


竹林を管理している人は約1.5人yellow12symbol5

少なすぎる・・・そして,孤独な気がする・・・

と,勝手に思ったのですが,その管理している男性は,

「竹を研究したり,育てている人間はみんな長生きですよ.

竹の花は60年に一度咲くとか,とにかく長い期間かかってやっと次の開花が見られるわけだから.

それを楽しみというか,目標にして頑張ると必然的に長生きするようになるんですよ.」

と,おっしゃってました.

なるほど~yellow11 植物とつきあうには長生きいなければ

「タケノコは毎年食べるんですか?」

と,聞いてみたら,研究用なので園内のタケノコは採りません,ということでした.

タケノコを採らないと大変なことになるのではないかと思ったのですが,6割くらいは腐って自滅し,地上部とのバランスを自分で調節しているそうです.


最後に入り口近くの資料館を見学.

ここでは竹がいかに生活の中で使用されてきたかという歴史と知恵を感じることが出来ます.


「竹」といっても一言では語り尽くせない魅力を発見できましたyellow24