やまめの庭つくり

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気が付けば花が咲いて

2010-08-23 | ガーデニング
毎日暑いですね.

昨日変な写真を載せたので,今日は美しいものだけを・・・・

庭の中で,何となく見過ごしていたけれど,いつの間にかひっそり咲いていた花たちを紹介します.

まず,アストランチア.

イギリスで見たときはこんもりとした株になり,どちらかというと雑草的で,それまでアレンジなどで繊細で美しいイメージを持っていたので戸惑った記憶があります.



セリ科アストランチア属  花期5-8月

学名:Astrantia major

花の形が星に似ているので,ギリシア語の「星」を意味する「アトラス」に由来.


我が家の庭では雑草のようには育つことが出来ないようです.

テラコッタの鉢で午後からやや日が陰るところに置いてありますが,2年目にしてやっと上がってきたツボミです.

暑さと蒸れで今年もダメだったと諦めた矢先のツボミだったので,とてもうれしいですkirakira2



タイワンホトトギス



ユリ科ホトトギス属

学名:Tricyrtis formosana

台湾原産で強光にも耐え,丈夫.

梅雨時に一度切り戻すと草丈がそんなに高くならないのですが,これは切り損ねて背が高くなっていました.




カレックス



カヤツリグサ科スゲ属

学名:Carex spp.

正直言って花が咲く,という事実を想定していませんでした・・・

当たり前のことなんですけどね.

ということで,いつの間にか花がたくさんついていたので単純にビックリしました.



そして,一年中元気なミニバラ,グリーンアイス.



暑いからおとなしくやり過ごしているんだろうなぁ~なんて思っていたら,自分たちの枝で日陰になったところに白い花束ができたようにたくさんの花が咲いていました.

本当に丈夫で手間いらずな上にしょっちゅう花を咲かせてくれます.

やや日陰で花を咲かせたかったのかな・・・hamquestion



そしてシュウメイギク.



キンポウゲ科イチリンソウ属

学名:Anemone hupehensis japonica

別名:秋明菊,貴船菊

キクといいつつ,キクではなくアネモネの仲間です.

これはいつの間にかツボミが・・・というのではなく,水切れしてツボミがダメにならないように毎日ハラハラ観察しているところです.

毎年気をつけていても1回の油断でしょぼい花になってしまうことがあるので,秋になって咲くまで頑張らなきゃ.



見たことないもの

2010-08-21 | ガーデニング
昨日から気になっていたバラの異変・・・


暑いときでも生育旺盛,優秀なパットオースチンitem2に何が起こっているのか・・・



10センチくらいの長さで茎に何か付いています.

ちょっと顔を近づけられないところの枝なので,最初は大量の小さな虫かと思ったのですが,それにしちゃ,大量過ぎだよ・・・・aseと,自分でツッコミ,トングで突いてみたら硬いことがわかりました.

表面の虫仮説,ボツ.

ということは中に何かがいるに違いない!

茎内部の材が外に出されているということですよね.

早速枝をカット.

きっと何かのイモムシが入っているのだろうと考えましたが,表面がこんな感じになるのを見たことがなかったので,今後の参考に茎を割ることにしました.

すると・・・・

ものすごく長いイモムシが入っていました!!!

こんなの見たことないよ~yellow23




と,思ったのですが,なんだか様子が変です.

イモムシ,というより,ひとつひとつバラバラな,卵,的な?



試しにバラのトゲで突いてみました.

すると,パツッという硬いものを突き破る感触が~dokuroase2

この時点でイモムシ仮説もボツ!


硬い殻の中にひとつずつ何かいたのかもしれません.

殻は結構大きいです.直径3-4ミリくらいの平たい楕円形.

一体何の虫なのか,さっぱりわかりません.

中で孵化して茎を少しずつ食べていたのでしょうか?

そういえばそれぞれに小さな穴が開いているようにも見える・・・

いずれにせよ,気づかず放置していたら恐ろしいことになっていたかも知れません.

とりあえず,すべてバラのトゲでプツッとしてから捨てました.

良かった~yellow22symbol6





ヨーロッパのナーセリー

2010-08-20 | イタリア庭園紀行
久しぶりにイタリアネタです.

ガルゾーニ荘に行く日で,フィレンツェからペーシャに向かって電車に乗っているとき,どこかはわかりませんが,車窓の風景が突然色々な種類の植木に変わりました.

イトスギ,ツゲ,コニファー,落葉樹・・・・・

大きな植木屋さんだなぁ~と思っていたら,ずーーーーっとこんな風景が続いているんです.

たぶん,3駅分近く,植木の圃場が広がっていたと思います.

広さもすごいけど,みんな鉢植えに見えるんですけど~yellow25ase2









小田原植木の社長さんが以前,ヨーロッパの植木屋さんは日本と違って,圃場の中に立派なクラブハウスのような建物を建て,ワインを楽しんだりしてゆったりとお客さんをもてなすんだよと教えてくれたことを思い出しました.

そう,広大な土地を持っている貴族がオーナーなんですね.

日本だと植木屋さん=(昔なら)紺のはっぴを来た職人肌のおじさん的なイメージだったんですが.(やまめの勝手な想像ですham)

貴族と職人の違いはあっても5年,10年,20年・・・その先の未来を見越して次の世代のために樹木達を育てているのには変わりないですね.

ゆったりと流れる時を相手にしているお仕事です.




たまには学問的に・・・

2010-08-19 | ノンジャンル
植物のことを勉強してみるのも面白いです.

先日yadoroku氏がメールしてきてくれた日本植物生理学会のURL.

普段見慣れている植物たちを学問の目で見るとどうなのか.

質問コーナーでは,結構マニアックなものに混ざってシンプルであるがゆえに難しい質問もあります.

真剣に答えてくれているので,回答も読み応えがあります.


最新の機器で測定することで,わかってきたことも色々書いてあったり,葉や萼や花弁になる遺伝子が特定されたり,葉緑体が足を出しているところが見られたり,シロイヌナズナが色々な実験で使用されていそうだったり・・・


共焦点レーザー顕微鏡,懐かしいなぁ~

これで細胞レベルの植物の働きを目で見られるらしいです.

楽しいですね~kirakira2

お時間のある方は是非のぞいてみて下さいね.



夏のバラ

2010-08-18 | ガーデニング
毎日,ムシムシして暑いですね.

とても暦の上で立秋過ぎたからと言って秋を意識することなんて出来ませんyellow15ase

今年の6月,7月と園芸シーズンを棒に振ってしまった気がするのですが,この厳しい季節であっても気合いの入ったガーデナーなら秋植の球根や種を注文したり,あれこれと準備を始める頃ですね.

やまめは相変わらず暑さと蚊と闘いながら,かろうじて朝晩の水やりに終始しています.

水やりだけなんて,ものぐさすぎるかも知れませんが,緑は強い.

ちゃんとこの猛暑の中で立派に生き残っていくんですから.

当然最近庭の観察もおろそかになっていたのですが,何とバラ達が新しい枝を伸ばしだし,ツボミや花をつけているではありませんか.



真夏の花は咲かせない方が良いと言いますが,せっかくなので1つ2つは咲いてもいいかな・・・symbol4




up花も性質もイチオシのフランシス・デュプレ.

今年は花より株自体を育てる目的でしたが,シュートがたくさん出てきたので,まぁまぁ目標達成.



upいつも優秀で,あたたかな花を魅せてくれるグラハム・トーマス.



今頃,シュートや新芽がぐんぐん伸びてくると言うことは,バラたちの中で何か季節の変化を感じたと言うことでしょうか?

やまめには毎日変わらず暑いだけですが,日の入りは早くなり,確実に秋に向かっているんですね.

今年はチュウレンジハバチの幼虫による食害やウドンコ,黒星などの病気が少なかったような気がします.

あまりの暑さに病害虫も暴れ損なったということかな.






down今日の夕焼け.

太陽はとっくに沈んだのに,一箇所だけとても赤く,尖った山のような雲の上を何かが(これも当然,雲)が飛んでいるように見えました.



最近の夕焼けは空の半分くらい赤い気がします.

昔はオレンジ色じゃなかったでしょうかalien

空がこんなに赤いと,落ち着かないですね.



何だかワクワクしてきますhi