23年ほど前に近所の茶農家から誘われて作り始めた「紅茶」。
とても研究熱心なまじめな性格の持ち主ですから、(何となく予想はできますが)その当時の様子・製法をうかがって予想以上で驚き!!
当時は紅茶の製法も手探りで「師」を求めてあちらこちらに。しかし思うようなご指導は得られず「静岡県茶業試験所(現 静岡県農林技術研究所 茶業研究センター)」を尋ね、紅茶に関する論文を読み製法を習得。萎凋機は論文中の写真から想像して「穀物乾燥器」!を改造して回転式萎凋機を独自に制作。その後、友人がインド視察から持ち帰った写真からヒントを得て「底面送風式萎凋機」を制作。現在はこの底面式をもっぱら利用しているとのこと。
【回転式萎凋機】
【底面送風式萎凋機】
発酵に関してもアレコレ試してみたそうで、床に置いてむろをかぶせて湿度を調整したり、棚にいれて温度を調整してみたり・・・
現在は4段の棚で自然発酵をじっくり待ち、途中様子を見ては上下、前後を変えて均一化を図るそうです。
何よりも大切にしていることは、「どの段階でも茶葉の様子を見ながら・・・」とのこと。
自園の茶葉、自家工場、自分自身の経験と勘を駆使しつつも「今でも日々試しながらより美味しい紅茶を探している」とおっしゃる農家さん。隠れ茶和紅茶が美味しい、特に香気が高いのは、生育する標高が高く、寒暖の差が激しく霧も多発という自然環境がなせる技がかなり重要です。が、う~~んっ、このような農家さんの技と想いも大切な要因だったのです。 みんなで応援したいですね。
何よりも私は香り高い安心なお茶が嬉しく茶農家さんに感謝です~♪