韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

キャンドル市民研究所を作りませんか?

2017-12-31 13:23:10 | 梧南里(オナムリ)便り~韓国ニュースあれこれ
2017年もあと10時間ぐらい、といっても旧正月もやる韓国なので、あまり年の瀬という雰囲気はありません。
でも、ここはケジメをつけるのが大事。2017年もありがとうございました。来年、2018年もよろしくお願いします。挨拶の変わりに先日、フェイスブックにアップした文を紹介します。
日本と韓国の間にたとえ意見の違いがあってもお互いに認めあい尊敬する関係を築いていくためにも、韓国に対する偏見や差別意識、ヘイト発言や書き込みを減らしていくためにも、2018年は新しい試みを始めます。ぜひ、よろしくお願いします。

田中博

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FBの友達の皆さん、来年もよろしくお願いします。
実は、春ぐらいをメドに<東アジアの平和と民主主義のためのキャンドル市民研究所>というインターネット・サイトを作ろうと思います。 それでは、まずこの研究所の開設目的について説明します。

第一に、2016~17年の韓国キャンドル市民革命に関する歴史的な資料を日本語で翻訳して紹介することです。 キャンドル市民革命について正確かつ体系的な解説と分析をするつもりです。

二番目、来年に社会的なイッシューになると予想される李明博(イ・ミョンバク)政府での権力犯罪に対する捜査とキャンドル市民の活動を日本に紹介をします。

この二つが、どうして大切かと言うと、今、日本語HPを持った韓国新聞サイトは朝鮮、東亜(トンア)、中央の保守3紙、そして進歩系ハンギョレの合計4紙だからです。
そのため、日本で韓国に関する報道はかなり保守的な色が濃くなっています。 朴槿恵退陣のときに大きな役割を果たしたJTBCやTBSの<ニュース工場>などの報道は当時、ほとんど紹介されませんでした。

そのため、キャンドル市民革命で新たな市民意識が生まれた韓国社会をキチンとに理解するための情報が非常に重要だと思います。 このような情報発信や解説、分析が<研究所>の主な活動だと思います。

一方、日本では安倍政権の憲法改悪の動きが来年以降本格化するものと予想されます。 これに、進歩的な日本の市民たちは多様な抵抗をしていますが、すでに保守化した日本のメディアにはほとんど登場しません。 このような現場の動きや今までの経緯、背景など韓国では見つけにくい情報を発信するつもりです。

これ以外にも日韓の民間交流の企画、定期的な学習会、招請講演会など皆さんと一緒に考えて行めるつもりです。

最後に、この研究所を皆さんと一緒に作っていくために会員を集めて会費や寄付金で運営して行こうと思います。
2018年は事務室を設けず、インターネットが中心的な活動と思います。
そのため資料翻訳費、HP運営費、資料購入費、学習会などの運営費など、月200万から300万ウォン規模の予算を考えており、日本と韓国両国で会員を募集する予定です。

これまで、主に日本人の友人たちとFBを利用して討論してきました。
<東アジアの平和と民主主義のためのキャンドル市民研究所>という研究所の名称も討論の結果です。
これからは韓国の友人も含め討論をして、ぜひ研究所を開設して日本と韓国、そして将来的には東アジア各国の平和と民主主義を向けて活動していこうと思います。
皆さんの協力、助言をお願いします。

田中博
(東アジアの平和と民主主義のためのキャンドル市民研究所準備会)

ムンジェイン大統領の中国訪問

2017-12-20 16:28:48 | 梧南里(オナムリ)便り~韓国ニュースあれこれ

ムン•ジェイン大統領が中国訪問中、ホテルのレストランでなく、街中の普通の食堂で同行のスタッフたちと朝ご飯を食べている様子。これが、朝鮮•東亜•中央の保守御三家新聞に、中国から冷遇されている証拠で、今回のムン大統領の中国訪問は失敗だと書かれました。日本のおバカな評論家やマスコミも、失敗とか無視されたと叩いていますが、事実と違います。ですから、誤解しないでくださいよ。
今年の3月、パクグネ弾劾のドタバタしているときに、パクグネの側近たちがTHAADを導入配備して以降、中国と韓国の関係は最悪の状態になりました。韓国への観光客は全面ストップ、中国内の大型スーパーのロッテマートも営業停止になり、ヒュンダイ自動車も30%以上売上が落ちたそうです。
そんな状況の中で、国賓として中国を訪問できたのは、韓国外交の努力の成果です。
我が儘な安倍、間違えた、我が安倍首相が中国訪問していないのと、格段の差がつきました。安倍の場合、海外での国際会議でようやく首脳会談をセットしただけです。
また、中国の首脳と1回しか食事をしなかった事も、中国内の状況を配慮したからでしょう。というのも、まだ中国国民の中には今回のムンジェイン大統領の訪中を良く思っていない人達もかなりいるからです。THAADを撤去していないのに、なぜ会うんだという声があるそうです。そんな声を押さえるためにも、両国首脳の公式な食事は1回だけになり、一方で庶民的なイメージを演出するため、街中での朝ごはんになったようです。
この朝ごはんへの反応はとても好意的で、この食堂では大統領が食べた食事を"ムンジェイン定食"としてメニューに載せたそうです^^

今後、朝東中の韓国三新聞と日本のサンケイ•読売がお互いの記事を引用して、海外からの報道と、さも客観的なものだとイメージさせる方法で、フェイクニュースが増えて行きそうです。皆さん、気をつけて!

南楊州のサントゥレ農場~しいたけと山菜の体験農場

2014-07-06 13:25:38 | 梧南里(オナムリ)便り~韓国ニュースあれこれ

 <癒しの時間~韓国・京畿道を訪ねる>では、南楊州でも最も都市から離れたスドン面にあるシイタケと山菜の体験農場、<サントゥレ農場>も訪問します。

この農場は、海抜400メートルから700メートルの山の中腹に8万坪の広さで、春はタラノキやシラヤマギクを収穫しシイタケの栽培も始まります。蛍が舞う夏には爽やかな休息の体験農業となり、秋は栗やドングリなどでいっぱいになります。ここで、昼食とシイタケの酵素作りが体験できます。

 タラノキ、ゆでてからし味噌などで食べます。

   山の奥で作られたシイタケ

  シイタケ摘みの様子。そのまま食べてもいいですし、酵素にしてもいいですね。

  丹精をこめたきれいなシイタケです。

  大人だけでなく、学校や幼稚園の子供たちもやってきます。

 

 

 


奉先寺(ポンソンサ) テンプルステイの写真

2014-07-01 15:20:41 | 梧南里(オナムリ)便り~韓国ニュースあれこれ

 奉先寺(ポンソンサ)のテンプルステイの様子がわかる写真です。ごらんください。

 

 奉先寺は広陵の森に囲まれた自然豊かなところ。ソウルから1時間しか離れていないのが信じられないぐらいです。

 テンプルステイには案内役のお坊さんがいます。これはお寺の歴史を説明している様子。

 夕方の読経の前には鐘突きの体験もします。

 もちろん、掃除や草取りなどの奉仕の時間もあります。

 数珠を作る体験の時間。これもお坊さんが教えてくれます。

 若い人だけでなく、子供からお年寄りまでいろいろな人が参加します。

 これが宿舎の建物。森に囲まれ、夜はとても静かです。

 このように、毎回多くの人たちが参加します。ぜひ、日本からも参加してみてください。韓国の伝統文化や精神世界にふれるとても貴重な時間になるはずです。

 


健康ペンション「アリウォン」で自分の体を見つけませんか?

2014-06-30 22:28:32 | 梧南里(オナムリ)便り~韓国ニュースあれこれ

 

 日常のストレスや働きすぎで疲れきった体、毎日繰り返す生活の退屈さ、日常生活で活力を見つけようと何かを探したいとき、自分の生活や体、そして心を一度ぐらいはリラックスできる時間を作ってみるのは、いかがですか?

 自然がもたらしてくれる健康な自然食を通して体の変化を感じ、瞑想をしながら心の底の悩みや心配事を整理する時間を持ってみるのは、いかがですか?

 新しいものを体験しながら、これまで知らなかった何かをつかむ貴重な時間を作ってみましょう。

 健康ペンション「アリウォン」では、皆さんの体質を調べて皆さんの体質に合うもの、避けたほうがいいものをチェックして、体質に合う食べ物とハーブティ、運動療法を体験することができます。

 「癒しの時間~韓国・南楊州を訪ねる」では、健康ペンション「アリウォン」の特別プログラムを用意しました。ぜひ、体験してみてください。

 体質検査の様子

 自然食の食卓

 有機栽培の野菜がたっぷり

 

 


百姓見習いをはじめました

2013-10-09 01:55:25 | 梧南里(オナムリ)便り~韓国ニュースあれこれ

 韓国語では<예비농부=予備農夫>とでも言えばいいのでしょうか、とにかく今年の春から帰農のための活動を始めています。

 まず、パルダン生協で行っている<農夫学校>に参加しています。南楊州の有機農業のメッカ、チョアン地区で300坪ほどを生協が借りてくれて、そこで野菜などを作っています。

 いわゆる週末農園とはちがって、耕作放棄地に耕運機を入れるところから初めて、泥だらけになってやっています。最初は、サンチュなどの葉物を栽培したのですが、ちょっと行かないとあっという間に大きくなって食べられなくなります。サツマイモやとうもろこしは猪の餌になってしまい、まあサエないスタートでした。いま、キムチ用の白菜や大根などを栽培しています。

 また同じ頃、農業技術センターで行われている<帰農・帰村講座>に参加していますが、週2回しかなく、去年グリーン農業大学で聞いた話とかぶさっていたり、農家の見学が多かったり、あんまり役に立っていないな。というのも、僕のように帰農を考えている人(そのうえお金がない!)は多くなく、大部分が土地があり、それを有効活用したいために、参加している人が多いようです。

 最後が8月の18日から初めている農家研修です。これは国の予算がついている事業で、1ヶ月80万ウォンの給料も出ます。3ヶ月の日程で、イ・スンヨンさんという南楊州ではじめて有機農業の認定を採ったという方の農場で働いています。実は、ここの息子さんとは去年、グリーン農業大学で同じクラスで勉強した仲なので、一安心です。

 左側の赤いチョッキを着ている方がイ・スンヨンさんです。ここでは、明日葉とかチョウセンフキアオイなどの葉物、プチトマトなどを栽培しています。

 これが明日葉。こちらでは神仙葉(シンソンチョ)と呼ばれ、人気があります。

 この写真で分かるように、ビニールハウスはかなり大掛かりです。これ以外にも、30~40メートル程度のハウスが30棟ちかくある大規模農家です。ただ、この農家もここで営農するのは今年限りかもしれません。じつは、この地域で大規模な団地造成がきまり、立ち退きをしなければならないのです。全部で5000坪程度ありますから、引越し先を探すのも大仕事。1000坪ていどは確保したそうですが、残りがまだだそうです。この農家での研修、ほぼ半分がすぎましたので、どんなことをやっているか、報告していきましょう(続Kく)

 


グリーン農業大学とスローフード国際大会

2013-04-11 01:06:59 | 梧南里(オナムリ)便り~韓国ニュースあれこれ

 やはり、一度更新を始めると続くのですね。きょうは、地域のお知らせを。

 昨年、南楊州市農業技術センターで行っている<グリーン農業大学>という農家を中心にした社会人教育に通いましたが、今年も3月から<深化過程>に通い始めました。昨年の<7期野菜科>のメンバーも10名ほど通っているので、顔見知りも多く和やかな雰囲気。

 先週はトトリムック(どんぐりゼリー)を家で作って持ってきたSさんご夫妻は、今度は豆腐を作って持ってきました。どんぐりも自分の畑、無農薬で作っている梅畑の周りの木からとっていますし、豆腐の原料の豆も自分の畑で作ったものです。今度はちゃんとカメラを用意しておきますから、何を持ってくるかお楽しみに。

 さて、次のお知らせは10月1日から6日に行われる「2013アジオ・グスト 南楊州スローフード国際大会(テッラ・マードレとアジア・オセアニア地域スローフード国際大会)」を紹介しましょう。アジオというのはアジアとオセアニアの合成語で、グストはイタリア語で味という意味です。

 今回はじめて開かれるアジオ・グストは、イタリアのトリノで開かれているサル・デル・グスト、フランスのトルで開かれているユロ・グストと並ぶスローフードの国際大会になっています。アジア・オセアニアの種多様性の保護、伝統食文化の保存と交流、農業と食品産業の保護などがテーマで、国際会議、展示、テイストワークショップ、マーケットなどで構成されています。

 先日、実行委員会の方と話をしたのですが、国際会議は伝統米の多様性、発酵食品、食とスピリチュアリティー(霊性)、スローフードとハンサルリム(韓国の代表的な協同組合)運動の4つで構成されるそうです。

 まだ日本語のHPはありませんが、これから情報が入り次第、お知らせしようと思います。もし、興味のある方は、連絡をください。何人かそろえば、南楊州での農家体験や料理体験などを含めたツアーも考えていますので。


南楊州市農業技術センターで日本研修へ行きます^^

2012-10-07 01:28:43 | 梧南里(オナムリ)便り~韓国ニュースあれこれ

 来週の9日から3泊4日の日程で、九州へ行きます。佐賀県の鹿島市、熊本県の南小国町、そして福岡県の糸島市と3つの地域をめぐって、日本の農業の現状について学び、農民同士の交流を行うという、かなり真面目なものです。

 今年の3月から週一回で勉強している<グリーン農業大学>という生涯学習で同じ班(僕の場合は野菜班)で行くのですが、この野菜班のほかに、酪農班、体験農園班、家庭菜園班と4つの班、合計60名以上が同じ時期に日本に行くのですから、かなりスゴイはなしです。研修費の半額ぐらいが市から補助がでますが、それでも大変です。そのうえ、農作業の忙しい時期でもあるわけで、みんなの期待値はかなり高そうです。

 鹿島市でイチゴやみかんの農園を訪問し、ガタリンピックで有名な干潟も見学します。また、鹿島市の紹介で、佐賀県農業試験研究センターという施設も訪問して、佐賀県での野菜栽培の特徴について、しっかり勉強します。

 その次に訪問する南小国町は、30年ほど前から有機農業をはじめた所だそうで、農家の民宿に泊まり、アップルミントという農場を訪問して、日本の有機農業の現状を探ります。

 最終日の糸島市では、ファームパークという体験農業施設とグローウェルカフェという農園レストランで昼食&農園の見学をし、そのあと久保田農園という西洋野菜を中心に作っている農園を訪れます。

 今回、ほぼボランティアみないなものでスケジュールを組んだり、日本側と連絡をしたりとコーディネートを行い、日本に行けば通訳&ツアーコンダクターに変身するわけで、いつものとおりのハードスケジュールになりそうです。

 日本から韓国の農業について見学したいとか交流したいとかいう計画があったら、ぜひ連絡をください。南楊州市だけでなく、ほかの地域の案内もできるようになりましたので、どんなリクエストにも応じられます。こんな形で日韓の農民の交流がどんどん広がっていかないかな、とくに20代や30代、あるいは女性や帰農した人などの交流と情報交換をやっていきたいですね。ぜひ、ちょっとでも、考えている人がいたら、連絡ください。では・・・。

 

 


南楊州農産物体験イベントに参加して

2012-05-02 19:29:13 | 梧南里(オナムリ)便り~韓国ニュースあれこれ

 今日はおなじみの南楊州農業技術センターの<農産物体験イベント>に参加した報告をお届けします。これは南楊州の観光農園や体験施設のPRのために、ブロガーを募集して実施するもので、イチゴ摘み&ジャム作り、梨ケーキ&梨クッキー作り、料理体験など、年内に数回実施されます。今回は約20名(プラス子供が10名ほど)参加して、イチゴ摘み&ジャム体験をしました。

説明は農業技術センターのキム課長、農業教育のベテランです。

 今回の参加者の約半数は南楊州以外の人たち。そのため農業技術センターを訪問するのも初めてのため、農業技術センターの説明から始まります。教育用の見学施設の2階にこじんまりとした教室があり、ここで説明が行われましたが、子供たちの元気なこと。その後、1階の見学施設でスタッフから展示物の説明が続きます。今まできちんと展示の説明文を読んでいなかったのですが、四季ごとの農業の特徴や有機農業での微生物の役割、南揚州特産の梨についてのクイズなど、思った以上に楽しめます。

 

 以前、佐渡農協のメンバーを案内したときは、時間が足りなくてパスしたところだったのですが、ちゃんと見ておければよかった^^ この後、農業と昆虫の関係を説明する展示を見学してからベランダ農園用にサンチュやチコリの苗を植え替える体験をして、午前中のスケジュールが終わりました。

 バスで午後の農業体験の場所、ハンガンの近くにある水源保護区域のなかにある<コットラン農園>に移動します。この農家はニラ、イチゴ、たまねぎ、サツマイモ、米などを栽培している農家で、お嫁に来て20年間、農作業だけをしてきたチョン・ミスクさんが何かほかの事をしたくなり、3年ほど前から始めたそうです。

 美術を勉強した経験を生かして押し花つくりを中心に、イチゴ摘みなや豆腐作り、餃子作り(ニラを作っているので!)などが体験できるプログラムを始めました。押し花も花一つだけを作るのではなく、出来上がった押し花を利用して画を書くのですから、なかなか大変です。これ全部、押し花だけで作ったって、信じられますか? 

 まず、腹ごしらえということでお昼ご飯です。ごはん、キムチ、ニラとセリのナムル、おでん(日本のとはかなり違いますね)卵の醤油漬け、チョングックジャン(納豆汁のようなもの、これも自家製です)、それになぜかカレーという、一風変わったメニューでしたが、子供たちはカレーに喜んでいました。(若いお母さんたちも喜んでいたようですね)

 昼ご飯を済ませてからビニールハウスへ移動します。この農園は長さ50メートルほどのビニールハウスを3つ持っていますが、最近利用客が急増したので、もう1棟増やすそうです。ビニールハウスでの栽培の主力はイチゴとニラで、今回はイチゴ摘み。そのまま食べるのが楽しみなんですが、最近は中国からの黄砂の影響でそのまま食べるのは、あまりお勧めできないとか。

 イチゴ摘みのあとは、畑を回って、草花のお勉強、じゃなくてクイズ大会。クイズを当てるとプレゼント引きかえ券をもらえますので、みなさん、懸命に答えます。一番最後にプレゼントの贈呈式があったのですが、1位はお手製のチョングックジャン、2位はサンチュ。ちなみに僕も、イチゴジャムのイチゴと砂糖の割合を見事に当てて、サンチュをもらいました^^

 

 最後のスケジュールがイチゴジャム作り。ある程度、イチゴの塊が残っているほうが美味しいので、最初の手もみは微妙なところでストップ。その後、火にかけて煮立ったところで砂糖を入れます。普通は1対1ですが、イチゴと砂糖が同等ですと甘すぎるので、’イチゴ2に白砂糖1の割合で入れます。おしゃもじでこげつかないように掻き混ぜながら、煮詰めていきます。適当な濃度になったところで瓶詰めの始まりです。オーナーのチョンさんが次々をイチゴジャムを瓶にいれ、なべに残ったジャムは用意してある食パンにつけて味見です。しっかり熟しきった新鮮なイチゴを使っているので、おいしさ満点。

 さて、朝10時から始まった今日の体験イベントも3時半ごろに終わりました。今回も痛感しましたが、南楊州の体験農家は女性パワーがものすごいです。ご主人にも会いましたが、ご主人は農作業のほうが忙しく、裏方に徹しています。同じところでニラを作っているので連作によって土地が痩せないですかと聞いたところ、最近は農業技術センターで作っている微生物を撒いて土の力を回復させているそうです。ただ、ビニールハウスの野菜作りは機械化がほとんどできず、手作業中心ですので、そのあたりが大変ですね。

 ということで、第1回の農産物体験が無事終了しました^^。イチゴとイチゴジャム、クイズであたったサンチュ、それにベランダ菜園のボックスをお土産も一杯です。次回は5月末か6月始め。次回の報告もお楽しみに。

*南楊州の農業技術センターや体験農園を見学したい方、いつでも連絡ください。このイベントの前日もカンボジアの地方自治体から見学に来ていたそうで、外国でもかなり有名だそうです。ソウルからも近いですので、ぜひどうぞ^^

 


農業技術センターに通い始めました

2012-04-02 02:08:37 | 梧南里(オナムリ)便り~韓国ニュースあれこれ

 3月の中旬から、南楊州の農業技術センターに週1回通っています。<グリーン大学>という農家や市民むけの教育で3月から12月まで続きます。野菜、畜産、園芸、観光農園の4つのコースがあり、それぞれ40名が受講しています。すでに7年目で、卒業生は800人以上。どうやらこの教育で培われた農業技術や農業経営、そしてネットワークが南楊州の先進的な農業を支えているようです。

 僕のように農業の経験が皆無の人はめずらしく(というより、面接で落とされます。野菜コースで3倍ぐらいの競争率でしたから)ほとんどは農家の人たちです。最初の授業のとき、おやと思ったことがいくつかあります。

 まず、20代から30前半ぐらいの若い人たちが数人いたことです。彼らは全員、父親も農家で親と一緒に農作業をしているとのこと。梨の栽培がひとりで、あとはみんなハウスでのイチゴやサムチェソ(包みよう野菜=サンチュなど包んで食べるときに使う野菜)をしているそうです。近頃の就職難や契約や派遣社員などを考えたら、農家をしたほうがずっと余裕がありますし、収入も多いようです。それに、南揚州はソウルから1時間、ちょっと足を伸ばせば、すぐ都会なので、田舎!といった雰囲気はありません。そんな背景があるのでしょう。まあ、このあたりは、いずれ泊まりこみの合宿があるので、くわしく聞いて見ましょう。

 つぎに驚いたというか新鮮だったのが、みんな話が上手で、積極的だなということ。ここの教育を受け他人たちは、収入が上がったとか、病虫害の被害が少なくなったとか、新しい販路を開拓したとか、いろいろな現実的な利益があったようで、みんな自分たちの目標や目的をきちんと持っていることに、いい意味でショックでした。年齢もばらばらで、作っている作物も同一ではありませんが、魅力的なおじさん、おばさん(なかにはおじいさんという人もいましたが)でした。

 これから、12月まで欠席なしでといいたいところですが、すでに今週は休まなくてはならず、ホンとに残念ですが、出席できるときはしっかり話を聞いて、いずれ帰農するときに、というのも自分で食べるものは自分で作りたいと思うようになったので、これに参加することをきめたので、何年先になるかわかりませんが、役立てるようにしたいものです。