韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

南揚州で韓国を味わう~生協職員の研修旅行

2012-02-23 01:33:21 | 梧南里(オナムリ)便り~韓国ニュースあれこれ

 ようやく時間ができて、久しぶりの書き込みです。

 先週の週末は、日本の生協関連企業である(株)ジーピーエスさんの職員研修旅行の案内をしていました。この会社は「パルシステム生活協同組合連合会」とその加盟生協1都8県9生協を主要取引先とする産直青果の企画、仕入れ、販売の会社です。

 あいにく、朝はマイナス10度というすごい寒さでしたが、2泊3日の間、楽しんでいただけたようです。まず、最初はソウル市内の徳寿宮での伝統的な衛兵の交代儀式の見学。ところが、電話をすると余りの寒さで午前の部は中止になったとか。午後はまだわからないというので、若干の不安を抱きながら一路、徳寿宮の大韓門へと向かいました。

 20分ほど早くついたし、みなさんお腹がすいているというので、ドーナッツ屋さんの目の前の売店で<ホットック>で腹ごしらえ。おでんのスープがサービスというのは、寒い日にはいっそう嬉しいですね。そうこうしている内に、交替式が始まります。今日は余り観客も多くなく、見やすいのですが、寒くて途中で切り上げました。

 夕食は、メンバーのHさんのリクエストに応えて、江南の<南浦>。たっぷり韓国牛のカルビを食べました。やはり、炭で焼いたカルビは一味もふた味も違います。予定の1.5人分をあっという間にオーバーしました。

 そのあと、女性たちはエステ。男性はホテル近くのダーツバーでテキーラで乾杯。初日から充実していまいたね。そうそう、ダーツバーのあと、貝の炭焼きを食べに行くグループもいましたね。(私も、もちろん同行しました^^)

 2日目は南揚州で郷土料理研修と伝統市場やショッピングセンターの見学です。

 土曜日の朝のためか、道はガラガラ。予定より20分もはやく、<モコチト>へ到着。ここは昨年12月に佐渡農協の方々も訪問したところ。今回もまた、料理体験をするわけです。

 先生の説明を真面目に聞くみなさん。説明が終わったとたん、グループごとに調理をします。

 なぜか、こういうとき男性が元気です。どうしてかな?

 こちらのテーブルも男性たちが、がんばっています。

 たれを肉につけているところ(だと思います)。

 う~ん、何か説明をしているみたいですが、よくわかりませんね。

 焼肉の仕込みのあとは、ごぼうのしょうゆ漬け。

 右側が先生と室長(じつは娘さん)。

 このあと、外で焼きます。みんな真剣です。

 だんだん煙がすごいです。余り寒いので、ビニールハウスの中で焼いたので、煙には参りました。

 おかずが書いてあります。 左の上から、梅のコチュジャン漬け。チィ(山菜の一種)醤油漬け。ほうれん草の韓国風おひたし。ごぼうの醤油漬け。ハスのゆず漬け。にらの和え物。ハクサイのチヂミ。紫たまねぎの酢漬け。チャプチェ。薬味コチュジャンと生野菜。

 おかずが美味しいので、ご飯がすすみます。どのおかずも、素材の味が生きていますね。油で揚げたものもないので、とてもヘルシーですよ。

 で、さいごに記念撮影、ごくろうさまでした。

 さて、次に訪れたのが、マソクという街の五日市。3と8のついた日に市場が立ちます。これはなかなか見る機会がないので、急遽予定を変更して、見学することにしました。

 これは、ポン菓子というもの。1000ウォンで袋いっぱい買えます。

 

 魚を売っているところもかなりありました。昔はこんな市が立ったときだけ、魚を食べることができたようです。人気のある魚は、太刀魚、タラ、イシモチ、ほっけ、さば、ムール貝といったところでしょうか。

 こんなドーナッツ屋さんもありました。もち米であげたドーナッツがあり、中はお持ちみたいです。初めて食べたときは、僕も驚きました。

 このあと、パルダン生協の店舗と大型スーパーのEマートへ、見学&ショッピングへ行きました。生協では「コチュジャンが美味しい!」と事前に宣伝したせいか、みなさんコチュジャンを買ったようです。Eマートでは有機農産物のコーナーの大きさに驚き、野菜や果物の量り売りをしているのにも、またまた驚いていました。

 このあとはミョンドンに流れて、ショッピング&観光です。夕食は「群山オジンオ」という海鮮なべで有名なところ。最初に出てきたカニのしょうゆ漬けは、最高ですね。ホテルに戻ってから、今度は近くのサウナへ。ここは男女共用のハンジュンマクという韓国伝統サウナです。韓国のドラマなどでおなじみのタオル帽子の作り方、ついにわかりました。

 最終日、2泊3日は短いですね。このKホテルには日本人スタッフがいたので、いろいろ助かりました。部屋とレストラン以外は何もないシンプルなホテルですが、部屋も広いですし使いやすいホテルです。

 で、最後は南大門市場です。

 奥さんへのお土産を選んでいるところですよ。けっして彼女たちへのプレゼントを買ってあげているのではありませんから。

 ということで、今回のツアーで大活躍のHさん。なんと、韓流スターのコ・スの結婚式の様子までSホテルに行って、見てきたそうですから、たいしたものです。

 どのお土産がいいかな。

 ということで、職員研修旅行も無事に終わりました。これからも、よろしくお願いします。ぜひ、生産者(農家)の皆さんも韓国に来てくださいと、伝えてください。じゃあ、7月の田んぼの生き物調査で会いましょう。(場所は、佐渡島ですよ)

 


久しぶりに梧南里便りを

2011-02-14 03:10:27 | 梧南里(オナムリ)便り~韓国ニュースあれこれ
 早いものであと3ヶ月もすると、南陽州での暮らしも3年目になります。以前はチョンセでしたが、ちょっとプラスするだけでこちらのアパート(日本でのマンションですね)が買えるので、思い切って購入してこっちに引っ越したわけです。

 こちらに来てよかったことは、物価が安いこと。ソウル市内より3割から4割ぐらい安い感じです。夏、すごしやすいこと。朝晩は寒いぐらい。その代わり、冬はソウル市内より2~3度低いという感じです。3つ目に空気がいいこと。ただ、ちょっと誇りが多いときもあるのが玉に瑕です。4つ目、アパートのすぐ隣に、サウナがあること。ここのハンジュンマク(韓国式サウナ)は熱くて評判です。料金はわずか6,000ウォンです。

 困ったことは、寒さのせいでガラスや壁に水滴ができること。この量が半端じゃありません。しばらくそのままにして置くとベランダが水浸しになります。ソウルまで遠いこと。ちょっと油断すると2時間近くかかってしまいます。

 で、最近チョンセ大乱という言葉ができたくらい、チョンセがどんどん値上がりしますし、物件自体がありません。ソウル市内の大学の近くのワンルームが7000万ウォンぐらいするそうなので、こちらもあきれて物が言えません。政府はちょっと前まで問題ないといっていたのですが、最近になって、重い腰を上げたというところですか。

 僕らも2億ウォンという大金を家の持ち主にそっくり預けるわけですから、こわいといったら怖いです。家の持ち主が破産したりした場合、預けたお金はなくなってしまったことがあるそうです。また、不動産やが2重契約して、預けたお金を持ち逃げしたということもあります。そろそろ、このチョンセという制度、再考の時期に突入した感じです。




引越し前の我が家の様子。台所にはオーブンと食器洗浄機があります。


テレビの台までありました(が、使っていません。ベランダに台として置いてあります)


ここが居間。実質25坪ほどありますので、広いですね。でも連れ合いは狭いと愚痴をこぼしています、

最近の物価高はすごいです

2010-09-13 01:55:40 | 梧南里(オナムリ)便り~韓国ニュースあれこれ
 最近の物価高、とくに野菜や果物の値上がりが激しいです。

 キャベツが一玉5,000ウォン、大根一本3,000ウォン、長ネギ一束4,000ウォン、ほうれん草一束3,000ウォンといったぐあいに、どんどん値上がりしています。

 再来週がチュソク、旧暦の8月15日、日本で言えばお盆みたいなものですが、チュソクや正月の前には、あ買いだめをする家庭が多いので、値上がりするのが通常でしたが、これほどまでに高くなったのははじめてです。

 僕の住んでいる南楊州、とくにオナム里周辺は中小スーパーの競争が激しいので、大手の御三家のロッテマート、Eマート、ホームプラスよりも安い傾向にあります。今上に書いた野菜の値段は、家の近くのスーパーで売っている値段で、大手の大型スーパーではこれより1割以上高い感じです。

 韓国の料理は日本料理と違って野菜を多く使いますが、こんなに高いと、気軽に野菜を使えなくなりました。食堂などでもサービスの野菜を出せなくなったというところもあるそうです。あのサンギョプサル(豚の三枚肉)にサンチュが出てこないのですから、事態は深刻です。

 こうなったのも、先週から今週にかけて台風と集中豪雨で、耕作地に大きな被害が出ているからです。また、夏の異常気象によって野菜の収穫もあまりよくなかったと聞いています。

 この秋から年末にかけて、電気料金や水道などの公共料金も上がるそうですから、僕のような庶民、というより、収入が一定していない人間には韓国も暮らしにくくなってきまし
た。

 
 ヤンジェにある農協ハナロマート。最近、魚も高いです。イカが2枚で4,000ウォンぐらいです。韓国人の好きな太刀魚は一番高いのが、なんと70,000ウォンぐらいしていました。

 
 おなじくハナロマートの野菜売り場。サツマイモは100グラムで400ウォンぐらいかな。他の野菜に比べて、最近は値段の変動がありません。
 

韓国、予選リーグ突破!

2010-06-24 03:19:48 | 梧南里(オナムリ)便り~韓国ニュースあれこれ
 いやあ、はらはらしながら朝までワールドカップの中継を見てしまいました。
 試合の内容はともかく、韓国の予選リーグ突破、おめでとうございます。決まったとき、僕の住んでいるアパートから、控えめでしたが歓声が沸きました。それもそうですね、朝の5時半ごろなんですから。まあ、アルゼンチン戦でオウンゴールをやってしまったパク・チュヨンも1点入れたので、また人気が出そうです。その分、以前Jリーグの神戸にいたキム
・ナミルはペナルティーエリアでファウルをやってしまい、これから大変だろうな。

 というわけで、今日は久しぶりに梧南里便りを送りましょう。
 2~3日前に、近くにあるポンソン寺に行ってきました。近くをドライブして、いつも何気なしに通り過ぎていたので、どんなお寺か気になって立ち寄ってみたのですが、これが思っていたよりもずっと良いところでした。

 お寺の横にハス池があって、そろそろハスの花が咲きそうです。7月の下旬にはハス祭りがあるそうで、以前このブログでも紹介したマヤというロック歌手がコンサートをするとか。韓国のお寺、日本ではまだまだ知られていませんが、自然に囲まれ、落ち着いた雰囲気のところが多いのですが、このポンソン寺も素敵です。

 拝観料も要らないし(文化財に指定されると拝観料、正式には文化財保護の分担金ですが)駐車場もタダ。オナム里のお気に入りの場所が、もうひとつ増えました。外国の観光客など、まず来ないところなので、自分だけの韓国を見つけたい人にお勧めの場所ですよ。

 カメラを持っていかなかったので、ケイタイで撮ったものですが、こんなところです。




お寺の前にあるハスイケです。遊歩道も整備されていてなかなか立派です。


ここからは馬から下りないといけないという文字が書かれた遺跡。


ポンソン寺の本殿。大きくはありませんが雰囲気のあるところ。中でお祈りしている信者がいました。


本殿の横にある建物。中ではお坊さんと参拝客が話をしています。韓国のお寺では良く見かけます。


本殿の向かい側にあるろうそく祈願のケース。願い事の落書きがあるのは珍しいです。書こうと思いましたが、もうスペースがない!


ハス池の手前にある畑。お寺の畑か、隣の食堂の畑か、今度行ったときに聞いてみます。

クムゴク駅

2010-04-12 05:01:33 | 梧南里(オナムリ)便り~韓国ニュースあれこれ
 久しぶりに梧南里(オナムリ)のことを書きましょう。

 僕のアパートからソウル市内に行くにはバスでチョンリャンリ駅やカンビョン駅に行く方法と、バスで中央線のドノン駅まで出て乗り換える方法があります。

 近くに、と言っても歩ける距離ではありませんが、チョンリャンリとチュンチョン(春川)を結ぶ京春線が通っていますが、日本の植民地時代に作った施設がベースになっていて、単線のため1時間に1本程度しか列車はなく、一番近いサヌン駅は無人駅のため1日に数本しか止まりません。

 先日、隣のクムゴク駅の近くまで行ったので、ついでに駅の写真を撮ってきました。ここは、ちゃんと駅員さんのいる駅で、列車も2時間に1本ぐらいはありました。おじいさんが2人、30分後に来る列車を待っていました。

 この京春線、今年の終わりには複線電化工事も終り、それと同時にクムゴク駅も新しい場所に移ってしまいます。こんなノンビリした駅の風景も、だんだん少なくなっています。新しい施設が出来て、きれいになったり便利になったりするのは良いのですが…。能率や速度だけを重要視する社会が、そろそろ壁にぶち当たっているような気がします。こんなノンビリした駅舎の安らぎをどこかで残したいものです。

◎オマケ◎ 
そういえば、昔、チュンチョンで結婚式をした大学院の先輩がいました。式が終ってから、新郎新婦や大学院の仲間が同じ列車でソウルまで戻ったんですが、途中、列車の故障で1時間ほどストップ。みんなでホームに車座になって酒盛りをしたのを思い出しました。電化されたら、こんなことも出来ないですね。

  駅の全景。人が数えるぐらいしか、いません。

  駅舎の中にはおじいさんが二人だけ。

  ホームもノンビリした雰囲気です。


昨日、今日と寒い日が続いています

2009-11-03 22:16:05 | 梧南里(オナムリ)便り~韓国ニュースあれこれ
 明日からは平年の気温に戻るそうですが、今朝朝の気温は零下まで下がったそうです。僕の住んでいる南楊州市はソウルから東のほうに30キロほど離れていて、そのうえ三方を山に囲まれているためか、ソウルより2~3度気温が低いような気がします。

 ソウルの中心まで行くのにバスと地下鉄で1時間ちょっとかかるので、最近は隠遁生活になってしまいました。このままじゃいけないなと思い、個人メルマガの<日韓環境情報ニュースレター>を作り、また新しいことを一つ始めようかと思っています(今のところ秘密です)

 あっというまに、2009年もあと2ヶ月、今年は無駄なことばかりやっていたので、来年はちゃんと計画的にものごとを進めようと思います。まあ、こんな決意は何時もやっているのですが、ブログに書いておけば、忘れずに実行すると思いますので。

 夢見たいな話ですが、2011年に南楊州市を中心に行われる世界有機農業大会に係れたらいいなと思っています。去年韓国で行われた湿地保護のラムサールCOP10と、来年名古屋で行われる生物多様性条約のCBD-COP10とリンクするので、どうにか僕も直接参加したいと考えています。とくに、ラムサールの水田決議とそれに関連した田んぼの生きもの調査は、この3つを繋ぐ接着剤の役割をします。ぜひ、南楊州や周辺で田んぼの生きもの調査をしたいです。

 ボランティアでなく、生業(なりわい)で係わりたいというのが、正直な気持ちです。自分の仕事の合間にするのもありですが、その場合は仕事に制限があるというのが現実でしょう。場合に寄っては、仕事を犠牲にして運動をするというケースもあります(僕も昔、そんな感じでやった時期があります)が、長続きしませんよね。

 やはりそれよりは、持続可能な運動のために、生業と運動をリンクさせたいと思います。僕のそれは通訳や翻訳、それにガイドや取材ぐらいなので、どうにかならないかな? どなたか関連する仕事があれば紹介してください。

 と、変な話ばかりになってしまいましたが、お口直しにひさしぶりに我が家の愛犬の姿をどうぞ。  
 
  何時も元気で食いしん坊なポミ

  相変わらずあちこちにおしっこするチャングン

思陵(サヌン)駅

2009-07-01 10:36:18 | 梧南里(オナムリ)便り~韓国ニュースあれこれ
 僕の住んでいる梧南里(オナムリ)から、バスで10分ぐらいのところに思陵駅があります。



 この駅は、ソウル市内のチョンリャンリと江原道の春川(チュンチョン)を結ぶ鉄道の駅。ご覧のように、無人駅で一日、3~4本の列車しか止まりません。もともと、春川まで行く鉄道は単線の非電化区間。日本か植民地時代につくったものを、ほぼそのまま使っています。ソウルの市内を出発する列車ですが、1時間に1本ぐらいしかなく、春川に行くのにも2時間近くかかるので、バスのほうがずっと便利です。

 かつては単線の非電化区間は韓国内にたくさんありました。大田(テジョン)から木浦(モッポ)や光州(クァンジュ)に行く路線も、KTXができる前はそうでした。安東(アンドン)にいく中央線も、まだ単線・非電化路線のはず。ノンビリしたたびが楽しめますが、だんだんこんな路線も少なくなってきました。

 春川にいく路線も電化、複線化の工事を進めています。2年ぐらいすると完成するとか。でも、そのわりには思陵駅のまわりは、あまり工事が進んでいません。ほんとに、2年後に完成するのかな。ともかく、将来なくなりそうな風景を記録していきます。


スローフードの街、南楊州(ナムヤンジュ)

2009-05-15 23:12:10 | 梧南里(オナムリ)便り~韓国ニュースあれこれ
 南楊州市の住民になって20日ほどが過ぎました。どんな街なのか、市役所のHPを検索していたところ、南楊州市役所にスローフードの担当部署があり、積極的にスローフード運動にかかわっているのを知りました。
 また、スローフードとの関連で、2011年には世界有機農業大会を開催し、2012年にはスローフード世界大会の誘致を行っているそうです。

 じつは昨年、観光公社の視察ツアーで<スローシティ>に指定されている全羅南道の青山島(チョンサンド)、潭陽(タミャン)、新安郡の曾島(チュンド)、長興(チャンフン)の4箇所を回ってきたことがありますが、このスローシティはスローフード運動から派生したもの。まさか、引越し先の南楊州でスローフードやスローシティに出会うとは思ってもいませんでした。

 昨年のラムサールCOP10での日本と韓国のNGOや行政、研究者などの交流に係ったものとして、ぜひ韓国のスローフードや2011年に行われる世界有機農業大会に積極的に参加しようと思っています。世界有機農業大会は、1972年に作られた国際有機農業運動連盟(IFOAM)の世界大会で、2011年に開かれる大会は17回目の大会になるそうです。とくにアジア地域では始めて行われる大会なので、日本を始めアジア各地からの有機農業に関連する人々や機関、団体の参加が期待されます。

 南楊州の作ったスローフードのパンフレットがありますが、<Good, Clean and Fair>というスローフードのスローガンがきちんと表紙に書かれています。スローフードというと、ハンバーガーなどのファーストフードの反対の概念だと思い込みやすいですが、それだけではないようです。パンフレットの説明を引用してみます。

 

 …スローフードは、いまやファーストフード反対運動から一歩先に進み、
・地域農産物を利用すること(消費者と生産者との連結、日曜菜園の推進)
・安全な食べ物と味の喜びを再発見する
・地域の伝統のもの(生物多様性、土壌、生産方法、料理法、食べ物など)の保存
・農業従事者、漁業従事者など食料生産者の保護と支援
・消費者の味覚教育を通した味覚の回復と味の研究
・環境保全型の食糧生産を通した地球生態系の保護
・スローライフ運動

 など範囲を広げ、スローフード運動は新しい生活文化、実践哲学を示しています…

 と、お役所がつくったパンフレットにしては、かなりラジカルですね。こんな内容が役所のパンフに載る事が、韓国らしいところかもしれませんね(笑)

 僕もラジカルなことが好きな人間ですので、南楊州でスローフード運動にかかわることになりそうでう。(続く)


観音峰に登りました

2009-05-11 23:10:55 | 梧南里(オナムリ)便り~韓国ニュースあれこれ
 日曜日、アパートの裏のハイキングコースから登り始め、観音峰(カヌンボン)に登りました。

 

 途中で薬水(ヤクス=湧き水)が出るところがあるので、そこで一休み。そのあと、30分ほどで頂上まで登りました。頂上からは成長中のニュータウンが一目で眺められます。連れ合いが先日登った時は、ソウル市内の南山が見えたとか。ちょっと木に隠れるところもありますが、なかなか眺望は良いですね。

 

 帰りは薬水(ヤクス)を瓶に入れて、家に持って帰りました。塩素のにおいもしない、ちょっと甘みを感じる水です。ちゃんと、南楊州市役所で3ヶ月に1回検査をしているそうなので、まあ大丈夫そうです。これから天気のいい日は、時間が許す限りこの水を汲み(?)に行こうと思っています。

 

梧南里(オナムリ)便り2~裏山を歩く

2009-05-05 00:16:42 | 梧南里(オナムリ)便り~韓国ニュースあれこれ
 南楊州(ナムヤンジュ)の梧南里に引っ越して2週間が過ぎました。

 ようやくこの週末に裏山を登ってみました。思っていたよりもずっと本格的なハイキングコースで、途中のベンチのある広場(?)まで登って帰ってくるだけで2時間ぐらいかかりました。観音峰(カヌンボン)と呼ばれている山頂までは、もうちょっと行かなくてはいけないそうです。

  ここが登り口です。アパートの敷地とつながっています。

  最初はキツイ登りです。ここを過ぎればあとは尾根にそって歩けます。 

 山道はけっこうきちんとしていていますが、道案内の表示がないのがちょっとたいへんですね。途中で訪ねながら歩いていきました。道を押しててくれたおばさんグループは薬水(ヤクス=湧き水)を飲みに来たそうで、帰り道にこの湧き水を飲んでみましたが、けっこう冷たくて美味しいかったですよ。うっかり写真を撮るのを忘れてしまったので、次回には必ず撮ります。

  岩場の上から朴のアパートを眺めます。 

 途中、固定されているロープで岩場を登るところがありましたが、ここを登りきると岩の上から南楊州の街が目の前に広がります。この景色を見るだけでも、登って来た甲斐がありました。

 ソウル市内の山とは空気や土が違うみたいですね。とにかく、家から直接いけるのですから最高です!