韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

スンチョン湾スタディツアー ~ 湿地の保全と賢明な利用

2017-11-08 23:14:24 | 日韓環境情報センターの活動

久しぶりにスンチョン湾へ行こうと思います。来年はラムサール条約の締約国会議もドバイで行われます。もう一度、初心に戻り、湿地の保全と賢明な利用を実践しているスンチョン湾へ行き、その秘密と原動力を探りませんか?
12月から3月まで、毎月1回ずづ行いますので、ぜひ、多くの方の参加をお待ちしています。
日韓環境情報センター 田中博

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年間、300万人以上の観光客が訪れる全羅南道の順天湾干潟の保全方法と賢明な利用の最近の様子を学び、関係者と意見交換をするスタディツアーを行います。今回は地域住民がどのように干潟の保全に関わり、地域作りを行っているか。行政、住民、環境NGO、専門家の協同(ガバナンス)の現状と課題等を聞こうと思います。

また、ナベツルなど冬の渡り鳥のバードウォッチング、伝統家屋が残る楽安邑城(ナガムウプソン)の見学と伝統楽器の体験、スンチョン市内の伝統市場見学等もあります。

スケジュール&参加費は次の通りです。5名以上参加者がいる場合、随時、実施可能です。チケットが確保できれば、1月~2月の連休でも可能です。

第1回 12月15日(金)~18(月)
第2回 1月5日(金)~8日(月・祝日)または
    1月12日(金)~15日(月)
第3回 2月9日(金)~12日(月・祝日)
第4回 3月2日(金)~5日(月)または
    3月9日(金)~12日(月)

参加費 55,000円(5名以上参加、人数が増えれば金額が変わります)

参加費に含まれるもの=往復KTX、専用車2日間、宿泊費3泊、食事代(朝昼/夕食は現地清算)、通訳&コーディ代
*韓国現地集合・解散ですので、航空券は各自で購入してください。

<3泊4日行程>
1日目(12月15日・金)
6時までのソウル市内の指定ホテルに集合、市場で夕食。
宿泊=ソウル市内ホテル

2日目(12月16日・土)
8時~9時ごろのKTX(高速鉄道)でスンチョンへ移動
12時ごろ、スンチョン駅に到着。昼食後、専用車でスンチョン湾へ移動、生態館、葦原、遊覧船、龍山展望台などを見学&関係者と面談、質疑応答(市担当者、NGOなどと面談予定)
夕食はムツゴロウ鍋、またはバイ貝定食
#宿泊=スンチョン湾周辺の民宿

3日目(12月17日・日)
早朝 スンチョン湾見学(希望者のみ)
朝食後、楽安邑城へ移動(1時間)、民俗村見学&伝統音楽の体験(チャンゴ&民謡)
昼食後、スンチョン市内へ移動、伝統市場見学
4時~5時ごろのKTXでソウルへ移動
(帰国便が早朝の場合、インチョン空港へ移動、付近のホテル泊)
#宿泊=ソウル市内ホテルまたはインチョン空港近くのホテル

4日目(12月18日・月)
帰国便が夕方の場合、ソウル市内観光(宗廟など)
空港鉄道ソウル駅で解散

*スケジュールは現地事情により変更になる場合があります。


キャンドル集会1周年スタディツアーのお知らせ

2017-09-03 13:48:50 | 日韓環境情報センターの活動

キャンドル集1周年スタディツア

     ~ソウル光化門&ナヌムの家

パク•グネ大統領を権力の座から引きずり下ろしたキャンドル市民革命は、昨年10月下旬、タブレットPCの報道を受けて急きょ行われたチョンゲ川広場でのキャンドル集会から始まりました。予想より10倍も多く集まった集会は、そのまま光化門までデモ行進をしました。そして、毎週土曜日、場所を光化門広場に移して、キャンドル集会は行われました。約6ヶ月の間に1700万人もの市民が集まり、民主主義を守り、学び、実践し、そして発展させました。

今回のスタディツアーでは、このキャンドル市民革命の中心で活動したメンバーや団体に会い、キャンドル市民革命の当時の話と現在の状況、そしてこれからの展望を聞こうと思います。

キャンドル集会ではさまざまな問題について意見の表明があり、討論が行われましたが、その一つに日本軍“慰安婦”問題の日韓合意があります。ですので、日曜日には日本軍"慰安婦"のハルモニ(おばあさん)が暮らしているナヌムの家を見学、謝罪と解決について話を聞こうと思います。

ぜひ、日本の良心的で進歩的な勢力を強くし、影響力を広めるために、皆さんの参加をお願いします。 

◎参加費・連絡先◎

<加費用> 35000円(ツイン、またはトリプル)、40000円(シングル)

×含まれるもの=3泊宿泊代金(朝食込み)、昼食3回、交通費&専用車代、入場料、通訳&運営費
×含まれないもの=夕食代(お酒代)、その他個人的費用
なお、参加人数などにより費用が変わる場合がありますので、ご了承下さい。

29日のナヌムの家訪問参加費> 8000円(参加者が多い場合は、安くなります。)

(バス代、資料館入場料、昼食代、通訳&運営費)

<お願い> ソウル現地集合解散ですので、航空券は各自で購入してください。週末ですので、早めに申し込んで下さい。(今、10名分の宿は確保しました)。

第1次締め切りは9月10日です。不明な点はメッセージをください。

<問い合わせ・申し込み> 田中博 (日韓環境情報センター)+82-10-6668-9252

tanaka551119@naver.com     tanaka1119@hotmail.com

 


<スケジュール>

1027()

18時 ソウル市内で集合、キャンドル集会の関係者との懇談会+夕食

    *前夜祭にも参加しましょう。

★宿泊=ソウル中心部ゲストハウス

部屋タイプがシングル、ツイン、トリプルとありますので、希望を

お知らせください。(少し料金が違います)

1028()

午前  戦争と女性の人権博物館見学

午後  キャンドル集会関連市民団の訪問•交流

    *訪問希望先がありましたら、お知らせください。

夕方~夜  キャンドル集会記念行事参加•現場で交流

1029()

8時30分出発  集合場所=鍾路付近

    (詳しい場所は個別にお知らせします。)

10時  ナヌムの家到着、資料館が再オープンしましたので、じっくり

    見学します。スタッフからの説明もあります

12時~13時 昼食

15時  ソウル駅到着(18時以降の航空便で帰国できます)

15時~ ソウル市内の見学

夜   広蔵市場でのショッピングと夕食

    *この日、帰国する方がいない場合は、日程を変更します。

1030()

午前  テーマを決めて、ソウル市の関施設、関連部署訪問

    *ソウル市はパク・ウォンスン市長を先頭にたいへん先駆的な

     政策を行っています。人権、男女平等、環境、エネルギー、

     平和問題、青年失業問題など、テーマを決めてください。

午後   ソウル駅で解散

スケジュールは現地の状況で変更する場合があります。ご注意ください。



秋から冬の計画~皆さんへのお願い

2017-08-02 02:01:42 | 日韓環境情報センターの活動

 今年もあっという間に8月となって、後半戦に突入です^^ 

これからの予定&計画は次の通りですので、皆さん、空欄をぜひ埋めてください、お願いします^^

8月25~28日 第12回日韓田んぼの生き物調査交流会(通訳&コーディネータ)

9月15~18日 第4回日韓未来バスツアーinチェジュ

9月21~25日 日韓湿地フォーラム(釜山)

10月11~14日(または18~21日)鹿児島&熊本原発事故・自然災害対策現地調査

10月27~29日 キャンドル集会1周年記念行事参加&討論会

11月2~5日 2017国際農業博覧会(ナジュ)観覧&全羅南道農業現地視察

11月~12月 有機農業&6次産業日本現地視察(韓国農家対象)

12月以降 ナヌムの家訪問、カワウソ観察など…

まだ、空いているところがたくさんありますので、ぜひ韓国ツアーを計画してください。環境関係以外でも、農業や街づくり、しん的企業から協同組合運動、キャンドル市民革命など、さまざまなテーマが可能ですので、ぜひよろしくお願いします。

さて、これからが本題です。

今年の秋、ぜひ行いたいことが、キャンドル集会からみで3つあります。

まず、上にも書いた<キャンドル集会1周年記念行事参加&討論会>をぜひ行いたいと思います。特に、日本の市民運動や労働運動の現場で活動している方に参加してもらい、韓国のキャンドル集会を支えたメンバーと討論会を行い、日本と韓国の進歩的な運動の交流と連帯を強くしたいと考えています。8月中に参加したいという人が数人集まれば、こちらで準備を始めますので、ぜひよろしくお願いします。

二つ目が、キャンドル集会事務局のメンバーの討論集会を東京や大阪などで行いたいと考えています。すでにこのブログでもかきましたが、福岡での5回連続の討論集会はとても有意義なもので、活発な討論が行われました。2016年から2017年のキャンドル市民革命の意義は韓国だけにとどまるものではなく、日本をはじめとする民主主義が危機に瀕している国でも共有できる価値と哲学を持っていると思います。どうしたら変革を実現できるのか、どうしたら政権退陣を実現するのか、とても具体的なノウハウと歴史を超えた普遍性が、キャンドル市民革命の中にあります。ぜひ、そのことを多くの日本の皆さんに確認してもらい、安倍政権を倒し民主的で先進的な政府を樹立するための武器にしてもらいたいと思います。というのも、野党と市民の共闘とスローガンは間違っていませんし、地域によっては成立していますが、まだまだ力が足りないと思います。この討論集会を準備する中から野党と市民の共闘体制を作ってもらえればと願っています。

そして、最後はこのキャンドル市民革命のドキュメントが10月ごろに発刊されますので、その日本語版を作りたいと考えています。翻訳は、私と2、3人いれば大丈夫だと思いますが、出版と販売のための準備をいまからやろうと考えています。まず、どなたかクラウドファンディングを立ち上げてもらい(僕は日本の銀行口座がないので…)、また出版社の選定などをしてくれれば、こちらでキャンドル集会事務局との話を進め、(ここまで書いたら、ほかの人が始めるかもしれませんね)来年の初めには出版できればと考えています。

今回、キャンドル集会がらみのことばかり書いてしまい、ちょっとアレですが、それ以外でも頑張りますので、ぜひ、協力やアドバイスをお願いします。

写真は2016年12月1日のキャンドル集会全国地図


第4回日韓未来バスツアーinチェジュ 参加者を募集しています

2017-07-30 02:18:08 | 日韓環境情報センターの活動

リゾート地として知られているチェジュには、それ以外の様々な顔があります。 出稼ぎや強制連行によって日本に定着した在日の物語。解放後、人口の2割が被害を被り、つい15年前までは話題にすることもできなかった43事件。独立運動や民主化運動の中心的な役割をした海女たちの誇り高い姿。そして強引な海軍基地の建設により穏やかだった共同体が危機に瀕しているカンジョン村。

今回、私たちはチェジュで日本と韓国の歴史と関係を問い直し、日韓の未来の礎を作っていきましょう。(韓国人の募集も別に行い、一緒に行動する予定です)

予定参加費 58,000円(10名参加の場合、人数により変動します)

(参加費に含まれるもの:プサン‐チェジュ往復航空券、3泊宿泊代、朝食・昼食代、韓国内交通費、通訳・進行費)

夕食代は現地でそのつど、お支払いください。

16日にプサンからチェジュへ移動しますので、早めに韓国内航空券を購入します。参加希望の方は次の連絡先まで、旅券のコピーを添えて申し込んでください。参加費の支払い法をお伝えします(第1次 締め切り 8月5日)

<連絡先> 日韓未来バスツアー事務局(田中博 +821066689252tanaka551119@naver.com

 

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<スケジュール>

9月15日(金)

19:00 プサンのホテルに集合して、夕食。(場所は個別にお知らせします)

遅くとも、15日中にプサンのホテルに到着してください。

#宿泊=プサン駅付近のホテル

 

9月16日(土)

9:00 ホテルで朝食後、プサン金海空港へ移動、午前中の便でチェジュ島へ移動

(エア・プサン予定)

チェジュ空港から専用車で、食堂へ移動

15:00~16:00 海女博物館見学

17:00~18:00 カンジョン村訪問

19:00 夕食(海産物)

#宿泊=カンジョン村の民宿

 

9月17日(日)

9:00 宿で朝食後、出発。43記念館、イ・ジュンソップ美術館、その他の訪問地は

チェジュ大学のユン先生と相談して選びます。ご期待ください!

18:00 チェジュ市内ホテル到着

19:00 ドンムン市場で夕食

#宿泊=ドンムン市場近くのホテル

 

9月18日(月)

8:30 ホテル出発、チェジュ空港へ

10:35 チェジュ空港出発(BX8182便、11:35着)

12:00 解散

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なお、この催しは韓国現地集合、現地解散ですので、日本からプサンまでの航空券はご自分で購入してください。

参加を希望される方は、メッセージをお送りください。 tanaka551119@naver.com 


韓国の環境紛争調停制度について

2017-04-26 10:15:38 | 日韓環境情報センターの活動

4月20日から3日間、韓国の環境紛争調停制度の調査を日弁連の公害対策・環境保全委員会が行いました。通訳として同行しましたので、今回もらった資料を基にこの制度を少し紹介し、また韓国の環境保護運動との関係を説明しましょう。

韓国の環境紛争調停委員会は環境部の中に所属しています。ホームページはこちらです。→中央環境紛争調停委員会

また、地方(ソウルなどの特別市・広域市、京畿道などの道)には地方環境紛争調停委員会があります。今回の調査ではソウル市を訪問し、インタビュー調査をしています。→ソウル環境紛争調停委員会

まず、この制度が導入された経緯には、次の通りです。

1)環境紛争が増加し、被害の原因や当事者が複雑になってきた。

2)司法(裁判)による救済に限界がある。

3)そのため、準司法的機能を持った協議体行政機関として環境紛争調整委員会制度を、91年に導入した。

91年に始まり、いままで25年間に3657件の環境紛争を処理していますが、調停の種類はつぎの4つ。

・斡旋‐当事者間の話し合いで処理することを推薦し、誘導する。

・調停‐調停委員会が調停案を提示して当事者間で合意することを勧める。

・裁定‐裁定委員会が被害賠償の有無・金額を決定する。同意できない場合は、民事訴訟に持ち込める。

・仲裁‐仲裁委員会が被害賠償の有無・金額を決定し、裁判所の判決と同じ効力を持つ。(去年から導入)

全体の65%ほどが損害賠償が伴う裁定を行い、斡旋による合意が32%、調停が3%となっています。

去年のデータからどのような被害原因かをみると、総数162件の中で、騒音・振動(122)、日照(25)、大気汚染(10)、水質汚染(2)、その他(3)となっています。

また、賠償金額も2000万ウォン以下(77)、2000~5000万ウォン(6)、5000万ウォン以上(19)となっています。

紛争の対象は、次の通りですが、少しずつ対象を増やしています。

1991年=大気・水質・土壌・海洋汚染・悪臭・騒音振動

1997年=自然生態系の破壊

2002年=階間の騒音(マンションなどでの)

2006年=日照・眺望・通風妨害

2012年=人工光による被害

2015年=地下水の水位変化と水路移動による被害

そして、いままで事例はありませんが、一定の条件を備えた環境団体が調停の申請人になることができるという条文になっています。

さて、韓国の公害紛争調停制度の運用面を中心に紹介しましたが、感想をまとめると次の通りです。

まず、紛争の多くが工事現場などの騒音被害になっています。区役所などの苦情処理窓口で処理できないケースがこちらに持ち込まれるわけなので、実際には騒音被害の件数はもっと多いでしょう。ただ、このような生活環境被害は、工事の担当が事前に対策を取っていれば防げるものなので、行政の指導や業界の体質改善でこれからは件数が減っていくと思います。

つぎに、裁定の場合、損害賠償を含む決定が下され、被害に対する経済的な補償が迅速に行われるという利点があります。早いと3か月ぐらいで裁定が行われるので、被害者にとってはとても良い制度と言えます。また、被害金額ですが、騒音の場合は目安となる金額の一覧が公表されていますので、これを基にして裁定の申請が行われます。ただ、実際の金額は申請額の10%ぐらい(ソウル市はちょっと上で13%ぐらい)なので、金額が不服の場合は民事訴訟になりますが、それほど多くないと聞きました。

最後に、自然環境の破壊が調停の対象に含まれるという点に注目したいと思います。そのうえ、一定の条件を備えた環境団体が申請できるのですから、とても進んだ制度だと思います。ただ、いままでこれで調停が行われた事例は無いそうです。これは、韓国の環境団体が法廷の外での政治的な決定をめざして活動する場合が多く、工事の差し止めなどは仮処分の申請を行い、また被害に対しては民事訴訟で行うためではないかと思いますが、機会があれば、確認してみます。

地方の調停委員会も専任の審査官(公務員)がいる自治体は、余裕がある自治体(ソウルは3名)だそうで、ほかの自治体では兼任の場合も多く、なかなか審査のための調査などを集中して行えたない現状があるそうです。

これ以外にも、調停委員会の構成メンバーなど、いろいろな側面から話を聞きましたが、別の機会に紹介しましょう。今回の調査はかなり専門的な内容でしたが、韓国の環境行政の事例を見ることができ、勉強になりました。今回の調査をされた日弁連の公害対策環境保全委員会のみなさん、ご苦労様でした。また、機会があれば、よろしくお願いします。

 

 

写真は環境部の建物の屋上です。本来は市民に公開する予定でしたが、管理上の問題で市民の立ち入りは禁止になったそうです^^

日本軍「慰安婦」アニメーション「終わっていない物語」

2017-01-15 14:35:58 | 日韓環境情報センターの活動

일본군 위안부 애니메이션 '끝나지 않은 이야기'

プサンの日本領事館まえの「平和の少女像」の設置をめぐって、日本と韓国の間がぎくしゃくしています。韓国からは10億円を返そうという声も出てきました。

今回の事態の原因はいろいろありますが、まず第一に日本政府が10億円を渡したのだから、もう済んだことなのに、なぜ今さらグチャグチャ言うのだという、高慢な態度をとっていること、アベが謝罪の手紙などを出すつもりは一切ないという発言など、日本側に根本的な原因があると思います。

そのうえで、一昨年末の韓国側の強引な合意にも原因はあります。とにかく、当事者であるハルモニたちが全く知らないところで決めてしまったものであり、事前の打診すらなく、テレビで見て初めて知ったというのですから、あまりにもお粗末です。

今、韓国全土を賑わしているチェ・スンシルもこの合意の背景にいたようで、早く真相が明らかになることを望みます。

また、すでに何人かのハルモニたちにお金(見舞金)を渡していますが、婦人警官を同行させてハルモニを訪問するという事例もあるそうです。ハルモニたちの中には、いろいろな事情で名乗れない人もいますが、そのような人の家に警官と一緒に偉い人(財団の代表、たしが大学教授ですよね)が来たら、すぐに目立ち、いろいろな噂になってしまいます。渡せばおしまいという官僚的なやり方だと思います。

とにかく、しばらくはこの状態が続くでしょうが、気持ちを引き締めて、一つ一つ頑張っていきましょう。今日紹介するアニメは、2014年にフランスのアニメフェスティバルで公開されたもの。ナレーションは韓国語ですが、一度、ご覧になってください。


 

 


韓国の有機農業と学校給食

2017-01-14 12:13:15 | 日韓環境情報センターの活動

韓国の有機農業を支える柱の一つに学校給食があります。

ソウル市など多くの都市で学校給食の食材として有機農業で作った農産物を使い、児童・生徒たちの

健康と健全な成長のために多くの人たちが頑張っています。そんな韓国の人たちと会って、有機農業

や学校給食、食の安全や自由貿易と農業の保護・自立など、私たちを取り巻くさまざまな課題を話し

合ってみませんか?

つぎのような、企画書(?)を作りましたので、ぜひ、検討してみてください。皆さんと一緒に準備

をしていこうと思います。

なお、フェイスブックにもイベントページを作りましたので、ご覧になってください。、


韓国 有機農業と学校給食の現状視察案 企画案

日韓環境情報センター 田中博(+82-10-6668-9252 /tanaka1119@hotmail.com

1.概要と目的

韓国の有機稲作産地と有機農業食材を使用した学校給食の現場を視察し、関係者との意見交換を行い、

参考となる事例や情報を収集する。

2.期待される効果

①日本では得ることが難しい韓国での有機稲作、および有機食材を使用した学校給食の情報を得る。

②韓国での有機農業、および学校給食関係者との交流のきっかけとなる。

③参加するメンバー相互の情報交換、親睦をはかる。

3.参加対象

行政担当者(有機農業、学校給食)

農業関係者(農家、農協、その他)

学校給食関係者

その他、関心のある一般市民、NGO

4.訪問先

①忠清北道 清州市 アマガエル情報化村(有機農業の産地)

②     清州市 学校給食の現場

③忠清南道 洪城郡 有機農業の現場、協同組合による各種施設、プルム農業高校

④その他、生協、有機農業、環境教育の関連施設

5.時期

3月下旬以降7月上旬まで。なお、 韓国は3月1日から新学期が始まるので、3月下旬~4月上旬

を推薦。学校給食の現場も見学可能。

 

6.日程(案)

1日目(日)

午前便でインチョン/金浦空港到着

専用車で洪城へ移動、洪城到着後、有機農業の農家&施設訪問 (洪城宿泊)

2日目(月)

午前 洪城からアマガエル情報化村へ移動、学校給食現場を訪問(給食の試食)

午後 アマガエル情報化村訪問、農民と懇談 (清州宿泊)

3日目(火)

午前 有機はちみつ農場、またはヒキガエル生態公園見学(環境教育施設)

午後 インチョン/金浦空港へ移動

夕方便で帰国

*3泊4日の場合は3日目をソウル宿泊にして、ソウル市内での関連施設・団体を訪問。

7.実施最低人数、および参加費用

5名~7名:ワンボックス利用、 8名以上 :マイクロバス利用(15人程度まで可能)

予想される参加費用:4万円~4万5千円程度(10名参加の場合)

 なお、日本韓国間の航空券は各自が購入のこと

8.フェイスブック・イベントページで広報、参加者の交流をはかる

https://www.facebook.com/events/1813095918945980/


以上です。ちょっと硬いフォーマットですが、会議での起案などにどうぞ^^


では、最後に、写真をお見せしましょう。ホンソンに農水省の関係者と一緒に行った時の写真です。

3月だったので、あまりいい写真はなく、生協で撮ったものですが。

 


ナヌムの家に行きませんか?

2017-01-06 02:36:40 | 日韓環境情報センターの活動

2月の終わりの週末にナヌムの家をはじめとして、明成皇后の生家や3・1独立運動の記念館など、日本と韓国の近代史で重要な場所に一緒に行きませんか?

今回の訪問は、25日に予定されているナヌムの家での3・1独立運動の記念集会にあわせて、2泊3日のスケジュールで行います。金・土・日の2泊3日ですので、職場のある方でも比較的参加しやすいと思います。

また、堤岩里3・1記念館など一人ではなかなか行きづらいところも訪問しますので、ぜひ、一人でも多くの参加をお願いします。週末の実施ですので、1月中には参加人数を決めたいと思います。お忙しいでしょうが、申し込みは早めにお願いします。

<スケジュール>

2月24日(金)
13時~13時半ごろ キンポ空港集合、西大門刑務所へ移動
15時 西大門刑務所到着、見学(2時間ほど)
18時 ホテル到着
18時半 夕食&市場見学へ
   (希望があれば日本大使館の少女像も訪問します)
○宿泊=ソウル市内ホテル

2月25日(土)
7時 朝食
8時 ホテル出発、ナヌムの家へ移動
10時 ナヌムの家到着、施設見学、ビデオ鑑賞、ハルモニと交流
   記念集会に参加
12時~13時 昼食、ヨジュの明成皇后生家へ移動
14時 明成皇后生家&記念館見学
16時 スウォンへ移動
18時 スウォン到着、ホテルチェックイン
18時半 市内レストランで夕食
○宿泊=スウォン市内ホテル

2月26日(日)
7時 朝食
8時 ホテル出発、スウォン華城見学
10時 堤岩里3・1独立運動記念館へ出発
11時~12時 堤岩里3・1独立運動記念館見学
12時半~1時半 昼食
1時半 出発(時間の余裕があれば、途中に観光やショッピング)
3~4時 キンポ空港到着、夜便で帰国
*延泊も可能です。

参加費は4万円前後になる見込みで、これには宿泊費(2泊、2人1室)、専用車両費、コーディネート&通訳費が含まれます。
食事代はそのつど現地で支払っていただきます。
人数が多ければ参加費は安くなり、また、最低5名程度集まれば実施しようと考えています。
週末の実施ですので、1月中には参加者数を決めようと思っていますので、ご協力をお願いします。
参加希望の方は、メッセージをお送りください。

韓国現地集合のため、航空券は参加者の皆さんが個別に購入していただくことになります。
金曜日に西大門刑務所跡(博物館)を見学したい方は、朝出発便で韓国に来て下さい。

成田発は、アシアナが9:00出発、大韓航空が9:10出発の便があり、35000円ぐらいです。
羽田発は、JALが8:25出発、アシアナが8:40出発の便があり、43000円から45000円ぐらいです。(JTBのサイトより)

なお、金曜日の午後便を利用したり、帰国を月曜日の朝便にすると、1万円以上安くなります。
他の地域の空港を利用される方は、申し訳ありませんが、お問い合わせ下さい。

写真は2014年の3・1独立運動記念集会の様子



あけましておめでとうございます~2017年の予定です

2017-01-02 17:07:50 | 日韓環境情報センターの活動

 

 

あけましておめでとうございます。

日韓環境情報センターの田中博です。当センターの活動も今年で10年目を迎えます。2008年に慶尚南道のチャンウォン市でのラムサール条約COP10の時に環境NGOのみなさんと出会い、これきっかけに日本と韓国の環境団体や市民団体などの交流のサポートや通訳などを始めました。果たして10年間の間、日本と韓国の交流や活動のお役に立てたか心もとないですが、これからもよろしくお願いします。

今年の計画は次のようになっていますので、ぜひ皆さんの参加とご協力をお願いします。これ以外にも、韓国に関連した交流や活動がありましたが、ぜひ、声をかけてください。今年は、反核反原発や市民防災などの分野でも活動を始めようと考えていますので、皆さんと頑張りたいと考えています。では、今年もよろしくお願いします。

2017年上半期計画

1月~2月        シファ湖の野生カワウソ観察ツアー(2泊3日、または3泊4日)

2月 7日~10日  【日本訪問】自然災害対策と市民防災システムスタディツアー(神戸・広島・福岡・熊本)

2月24日~26日   ナヌムの家・西大門刑務所あと・チェアムリ三一運動記念館訪問ツアー

3月上旬       【日本訪問】 九州有機農業現地スタディツアー

3月下旬~4月上旬    韓国有機農業と学校給食現地スタディツアー(3泊4日、日付は未定)

4月6日       ソウル市の原発事故と防災計画に関する国際シンポジウム

4月20日~23日  日弁連の韓国現地調査

4月中旬~6月中旬    インチョン・ソンド新都市クロツラヘラサギ繁殖地観察ツアー

           (2泊3日、または3泊4日)

4月~7月      【日本訪問】自然災害対策と市民防災システムスタディツアー

           (神戸・広島・福岡・熊本)第2回

5月3日~29日   生命・脱核シルクロード巡礼 韓国コース(ソウルからプサンまで徒歩で行進)

6月2日~29日   生命・脱核シルクロード巡礼 日本コース

            (広島から長崎まで徒歩で行進、その後台湾、東南アジアへ)

7月~8月       第4回日韓未来バスツアー(済州島を予定、関係者と協議後、詳細を発表)

  *それぞれのツアーは、3~4名から実施可能ですので、お問い合わせください。

  *詳しい内容は、決まり次第、ブログとフェイスブックでお知らせします。


 

2017年1月1日

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韓国 シファ湖カワウソ観察エコツアーを行います(1月1日より2月下旬まで)

2016-11-30 13:55:55 | 日韓環境情報センターの活動

日本では絶滅したカワウソですが、韓国では研究者• 市民•行政などの努力で自然の中で暮らしています。今回は、西海外にあるシファ湖の芦原湿地公園で棲息が確認されているカワウソ一家?を観察します。夜行性のため夜の観察になりますが、防寒対策をしっかりやって、カワウソ一家に会いませんか?

フェイスブックの機能上、実施期間が1月15日までになっていますが、2月下旬ごろまで実施可能です。
二泊三日と三泊四日の2つのコースが基本で、三泊四日の場合は昼間にテジョン動物園を見学することも可能です。
二泊三日のコースは次のように実施します。

 

<1日目> 
午後、インチョン空港で集合、時間は利用される航空便で決めます。
その後、専用車でアンサン市にあるシファ湖芦原生態公園へ移動。夕食後、公園の責任者のチェ•ジョンインさんの案内でカワウソ観察。7時から10時ぐらいの間に一時間から二時間ぐらい観察します。
* アンサン市内ホテル宿泊

 

<2日目>
昼間、シファ湖周辺の施設見学、観光。(潮力発電施設、シファ湖防潮提、テブ島観光、バードウオッチ、漁港&魚市場見学、伝統5日市場見学など)
夜は前日と同じように、カワウソ観察。
*アンサン市内ホテル宿泊

 

<3日目>
出発まで自由行動
インチョン空港より帰国


車で移動しますので、3名から7名のグループで申し込んで下さい。個人参加は、イベントページで他の参加者を呼び掛けますので、ご相談下さい。

なお、このツアーは現地集合、現地解散ですので、航空チケットはご自分で購入してください。

参加費用は、7名参加の場合、37000円程度になります。これには、宿泊費、専用車代、食事代、同行通訳料が含まれています。なお、人数が少なくなると費用は上がりますので、ご了承下さい。

なお、シファ湖については、今までこのブログで何度も紹介しているので、ご覧ください。

また、江原道にあるカワウソセンターは12月から2月ごろまで休館ですので、見学はできませんので、ご了承ください。

 

 

元気に泳ぐカワウソ

 

湿地公園の様子


湿地公園の責任者、チェ・ジョンインさん


魚市場の見学もします。