韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

韓国スタデイーツアーのお勧め

2015-10-17 15:06:51 | 日韓環境情報センターの活動
韓国で歴史と文化を学び、平和と民主主義を考えるスタデイーツアーをしてみませんか?

80年代の民主化運動を契機に、韓国社会は民主主義だけでなく経済的にも大きく成長しました。市民社会でも公害追放から環境保護運動が発展し、女性や障がい者などの人権運動も成長し、生協運動から社会的企業まで幅広い市民の社会参加が実現しています。

こんな韓国の市民運動と交流し、現場を見学し、日本との歴史や関係を学ぶスタデイツアーを行いませんか? 

訪問場所や交流先は相談しながら、決めていく手作りのツアーにしましょう。人数も数人から15名ほどの小規模で行いたいと思います。

訪問場所のリストは少しづつアップしていきます。

市民グループ-市民団体や組合や生協などの皆さんの参加をお待ちしています。



写真はナヌムの家



韓国コウノトリ野生復帰現地視察のお知らせ

2015-07-28 14:14:10 | 日韓環境情報センターの活動

 

 9月3日、韓国忠清南道のイェサンで初めて行われるコウノトリの野生復帰。前日の2日には国際シンポジウム、3日の午前には田んぼの生き物調査、午後から放鳥が行われる予定です。

 日本各地で田んぼの生き物調査をされている皆さん、生物多様性向上や自然再生の活動をされている皆さん。一緒に韓国で最初のコウノトリの野生復帰を現地で見守りませんか?

(現地視察は9月1~4日の3泊4日で実施します)

現地視察の日程は次の通りです。詳細なスケジュールが確定しましたら、あらためてお知らせします。

<9月1日>
午前便で韓国(インチョン空港、または金浦空港)へ移動。
午後、忠清南道、イェサンへ移動(専用バス、または鉄道)
早めに到着した場合は、コウノトリ公園の見学 

#イェサン泊

<9月2日>
国際シンポジウムへ参加(韓国、日本、ロシアなどからの発表があります)
夜、歓迎レセプション参加
#イェサン泊

 

<9月3日>
午前 田んぼの生きもの調査、および日韓関係者の討論(予定)
午後 コウノトリ放鳥
夕方、ソウルへ移動

#ソウル市内泊

 

<9月4日>
出発まで、ソウル市内観光
午後便で帰国

 

*ご注意*
日本-韓国間の航空券は、ご自分で購入してください。分からない方は、お問い合わせください。
参加費には、宿泊費、食費、韓国内移動費、通訳運営費などが含まれます。(食事時のお酒代は別途、現地で集めます)
人数によって代わりますが、10~15名参加で現地参加費は4万円ほどになると思います

(参加者が少ないと金額が高くなりますので、ご了承ください)
確定次第、お知らせします。

フェイスブック イベントページはこちらです。


<春の韓国を楽しむ4つの体験>からのお知らせ

2015-03-30 12:33:56 | 日韓環境情報センターの活動

週末の2泊3日(金、土、日/土、日、月)のコースもOKですので、検討してください。料理体験だとこのような感じになります。

 

農業技術センターの料理教室の様子

 

<1日目・金>
羽田の場合、9~10時発のフライトで金浦空港へ。...
13:00ごろ 金浦空港を出発、南楊州へ移動
15:00~17:00 料理体験(その1)
18:00 スーパーなどを見学した後、夕食

<2日目・土>
9:00~9:40 王陵見学
10:00~12:00 料理体験(その2)
12:00 昼食
13:00 出発、有機農業農家へ移動
14:00 農家見学(その1 野草の酵素を作っている農家)
16:00 生協売店見学(パルダン生協)
18:00 夕食

<3日目・日>
9:00~10:00 有機農業テーマパーク見学
10:00~ チョアン地域のスローシティー施設見学
12:00 トゥムルモリ地域の食堂、あるいはマウル会館で食事
13:00 農家見学(その2 イチゴなどの体験農家)
14:00 空港へ移動
16:00 空港到着
18:00ごろの便で帰国

伝統市場には春の山菜もお目見えしました。

ちょっと忙しいですが、2泊3日、フルに楽しめます。このスケジュールだと、6人参加の場合、1人3万5千円ぐらいで実施可能です。(体験料は別、メニューにより金額が異なります。5人以下でも可能ですが、参加費が高くなります)

3、または8の日(13日とか28日)には5日ごとに開かれる伝統市場の見学も可能です。

羽田-金浦間の航空券はご自分でお買い求めください。早めに購入すれば、3万円台のチケットがあります。

これ以外の地域からの出発も可能ですので、お問い合わせください。

基本的には1ヶ月前に申し込んでいただければOKです。不明な点がありましたら、いつでもお尋ねください。では、よろしくお願いします。

 


春の韓国を楽しむ四つの体験、ひとつめ

2015-03-02 14:14:29 | 日韓環境情報センターの活動
  厳しい冬もそろそろ終わりを告げ、韓国も春の気配が感じられます。春の韓国を楽しむ四つの体験を企画しました。爽やかでピュアな韓国を楽しんで下さい。
3月20日から6月中旬まで、5名以上で随時可能です。ご連絡下さい。
 
四つの体験、ひとつめ:韓国仏教の魅力に触れる体験
 今年の5月25日はお釈迦様の誕生日。韓国ではこの日、休日となって、全国のお寺で楽しくにぎやかにお祝いします。最近はソウル市内で行なうちょうちん行列も、規模の大きさや華やかさで有名です。今回は、かつて百済の中心だった忠清南道のお寺を訪ね、韓国仏教の魅力を堪能します。
 お釈迦様の誕生日を体験したい場合、日程は5月23日(土)~26日(火)となります。(3泊4日、参加費は人数やコースによって違いますので、お尋ねください)
 また、これ以外の時期も可能ですし、週末に行なった場合、テンプルステイというお寺体験のプログラムへの参加もできます。
 
 
ノンサンの観燭寺(カンチョクサ) 五木寛之の本でも有名な忠清南道のお寺にある観音菩薩。高さ19メートルの石造はやさしく微笑んでくれます。
 
 
開心寺の山門。韓国のお寺はほとんど山の中にあります。これは、朝鮮時代に仏教が排斥されたためです。
 
 
お釈迦様の誕生日は、どこのお寺も華やかなちょうちんでデコレーション。建物も丹青で塗ってあるので、日本のお寺と雰囲気が違います。
 
 
韓国の仏塔は石造り、そのため、本堂などの建物が消失しても、仏塔など石造りの遺跡は残っています。
 
 
韓国のお寺の魅力の一つが、この太鼓。朝晩のお勤めのとき、お坊さんが叩きますが、リズムが日本と違って、まるでパーカッションの演奏ですね。
 

2015年の予定です。空いているところに仕事、入れてください^^

2015-02-06 11:18:53 | 日韓環境情報センターの活動

 今年になって初めての更新です。やはり、フェイスブックばかり使うようになり、また1月の初め肩の手術をしてから、ブログがおろそかになっていました。フェイスブックだと、あとで検索ができないので、大切な情報や意見はこちらで書かないといけませんね。というわけで、今年、すでに決まっている予定とやりたい計画を書いておきます。また、空いている月がたくさんありますので、ぜひご協力ください。最近レートが悪く、韓国旅行もやすくありませんが、今までの経験とこちらのネットワークをフルに活用して、他ではできない韓国体験や市民交流を実現させましょう。よろしくお願いします。

<1月> 荒瀬ダム・諫早干拓地現地調査(韓国の環境団体の仲間といってきました。次に報告します)

 

<2月> 10日~14日 ピョンチャン冬季オリンピックに関連して、国会議員会館での討論会と現地調査。これには長野冬季オリンピの自然破壊に反対し、また不正な公金支出を追求した市民団体の代表だった江沢正雄さんが訪韓します。

  27日~3月1日 小山市へ。コウノトリ・トキの野生復帰に関連した日中韓のシンポジウムに韓国側スピーカーの方と一緒に参加します。

 

<3月> いま、空いています。みなさん、どうぞ。この時期ならシファ湖など西海岸で渡り鳥が見られますし、料理実習もいいですよ。春休みを利用した交流も大歓迎^^ 注目の社会的企業やソウル市の取組などの現地調査も可能です。農家交流にもいい時期です。

 

<4月> 12日から18日まで、テグで<世界水フォーラム>があります。九州の方々が参加されます。水道関係の組合の皆さん、現地との交流や 現地視察など準備できますよ。これ以外にも、料理実習&農家訪問やりましょうよ。お寺に泊まるテンプルステイを可能です。

 テンプルステイの様子

<5月> 4月末からのゴールデンウィーク、ぜひ、ソウル近郊の国立樹木園ツアーを行いましょう。

  また、この時期ならクロツラヘラサギの繁殖の様子も、インチョンや江華島で観察できます。絶滅危惧種のクロツラヘラサギのかわいい赤ちゃんも見れますよ。これ以外に、在来種のミツバチの日韓交流ができればと準備しています。興味のある方、連絡ください。

     

<6月> 忠清南道、イェサンでコウノトリの野生復帰が計画されています。具体的なスケジュールが決まったらお知らせします。関係者の皆さん、 興味のある皆さん、ぜひどうぞ。また、この時期に、長崎の五島と済州島の交流も計画されています。

 

<7月> いま、空いているので、<第2回日韓未来バス>をやったらどうかなと考えています。2つ案があって、まず<ナヌムの家>訪問し、その後水原にあるチェアムリ教会の跡地(ここは3・1運動のとき住民が日本の警官により殺された現場)、植民地時代、港町として栄えたグンサンの町並み(まだ、植民地時代の建物が残っています)などの歴史の旅。

  もうひとつは、自然豊かな<チリ山>での自然と自分を見つめる旅。これから、みなさんと相談して決めましょう。

 

<8月> ナショナルトラストの日韓交流やムアン干潟の交流などを計画しています。詳しいことは、また後ほど。

 

<9月> この時期、また4大河川にアオコが発生すると思いますので、アオコ現地調査を計画中。

 去年の4大河川の視察の様子。

 

<10月> 過ごしやすい季節なので、韓国風水の旅、やりたいなあ。目崎先生、協力してください! スンチョン湾も皆さんをお待ちしています^^

 スンチョン湾の干潟

 

<11月> 韓国の親環境稲作をしている農民の日本訪問を計画中。村おこしや6次産業を見学したいそうです。

 

<12月> まだ、何もありませんので、ぜひ、入れてください。お願いします。

 

 みなさんが韓国を訪問するとき、5~6人の小グループから可能ですので、ぜひ計画を立ててください。また、ここに書かれていない分野の交流もできますので、どんどん面白いアイデアをお願いします。今年は、戦後70周年、日韓条約50周年ですので、市民交流を活発に行って、日韓の新しい時代を市民の手で作っていきましょう。

  


冬の韓国、シファ湖&イムジンガンのバードウォッチツアー

2014-12-11 13:16:52 | 日韓環境情報センターの活動

 かつては工場汚水や生活排水で汚れていたシファ湖も、ゲートを空け海水を流通させることで生態系が復活しつつあります。とくにまだ開発されていない南部エリアは湿地となって、渡り鳥たちの越冬地・繁殖地になりました。今年の冬は過去20年の間で、越冬する個体数が最大となっています。

 

このツアーではシファ蘆原公園のチェ・ジョンインさん(シファ湖の守り人)の協力で、通常は立ち入れないところで観察を行います。また、シファ湖の水門に設置された潮力発電所も見学可能です。

 南北を間を流れるイムジンガンでは民間人立ち入り統制区域に入って、ナベヅルやマナヅル、黒ハゲワシなどの見学を予定、また地元で栽培した無農薬栽培の豆で作った豆腐料理などを楽しみます。個人では訪問することが難しい地域ですので、ぜひ、みなさんの参加をお願いします。

(最低5名より、ツアー実施。1月2日より週末の金~月の3泊4日、2月末まで。ウィークデーも可能)

 

冬の韓国、シファ湖&イムジンガンのバードウォッチツアー   スケジュール

<1日目>
インチョン・金浦空港集合、専用車でソンド埋立地(クロツラ島)、ソレ漁港などを見学、シファ湖周辺へ。
◎宿泊:アンサン市内ホテル

<2日目>

シファ湖周辺でバード・ウォッチ&潮力発電所見学。4時ごろ、パジュ方面へ移動。

◎宿泊:イルサン、またはパジュ付近ホテル

<3日目>

イムジンガン統一村、またはハンガン河口でバード・ウォッチ&豆腐料理でお昼

◎宿泊:イルサン付近、またはソウル市内

<4日目>

出発まで観光&市場めぐりなど。インチョン・金浦空港へ移動、解散、日本帰国へ。

#現地の事情により、シファ湖とイムジンガン見学が逆になる場合もあります。延長も可能です。

<参加費>

  5名・・・6万2千円、 6名・・・5万5千円、 7名・・・4万9千円

  *参加費にはレンタカー代、宿泊代、通訳ガイド代が含まれます。食事代は現地精算となります。

ツアー実施時期は次の通りです。
1回目……1月2日~5日
2回目……1月9日~12日
3回目……1月16日~19日
4回目……1月30日~2月2日

5回目……2月13日~16日
*グループの場合、ウィークデーの実施も可能です。お問い合わせください。
*3月以降の実施はお問い合わせください。


韓国4大河川日韓市民視察団2014を行いました~その1

2014-09-28 13:43:00 | 日韓環境情報センターの活動

 9月21日から24日までの3泊4日、<韓国4大河川日韓市民視察団2014>を行いました。

 今回の視察団には、大阪市立大学名誉教授で<ネイチャーおおさか>や淀川の生態系回復などの活動をされている高田先生、長良川の河口堰問題に取り組んでいる<長良川市民額集会>の武藤さん、必要でないダム開発に反対している<水源問題連絡会議>の遠藤さん、諫早干拓事業で水門開放と干潟の復元を訴えている<有明海漁民市民ネットワーク>の菅波さん、<ラムサールネットワーク日本>の陣内さん、そして、ダム問題の専門家の京都大学名誉教授の今本先生という、それぞれの分野の最強メンバーがそろいました。

 今回のコースをざっと紹介すると次の通りです。

9月21日(日)プサン金海空港→ナクトンガン河口の河川敷→ナクトンガンの一番下流にあるハマン堰

9月22日(月)ナクトンガン中流のコリョン・カンジョン堰→ナクトンガンのヘピョン湿地(かつての渡り鳥渡来地)→クミ堰と河川敷のゴルフ場→ネソン川

9月23日(火)ネソン川のムソム村(伝統家屋が残っている村)→ヨンジュダム建設現場→ヨジュの南ハンガンの堰(カンチョン堰、イポ堰)と浚渫土砂の堆積場→パルダン有機農地のトゥムルモリ

9月24日(水)記者会見、

 という、ハードスケジュールでしたが、台風も速度を落としたおかげで、現地視察の間はとてもいい天気でした。協力してくださったプサンの環境団体の<湿地と鳥たちの仲間>のキム・ギョンチョルさん、<グリーンコリア>のファン・インチョルさん、<テグ環境運動連合>のチャン・スグンさん、写真家のパク・ヨンフンさん、全北大学のチュ・ヨンギさん、ヨジュ市議のイ・ハンジンさん、などには本当にお世話になりました。ありがとうございます。

 今回は前もって記者会見をすることをマスコミに連絡しておいたので、記者会見場には5社が参加しました。ハンギョレ新聞、キョンヒャン新聞、オーマイニュース、TBS(韓国の)、聨合通信の5社で、聨合通信のニュースは日本語でも報道されたようです。主なものをリンクします。

キョンヒャン新聞 4大河川のアオコ、堰が原因であるのは外国では常識

オーマイニュース 日本の環境団体、4大河川事業、21世紀最悪

YTN(聨合通信) 日本の環境団体、4大河川、直ちに中止を 

 また、記者会見での声明文は、別の欄で紹介しましょう。

 では、写真で今回の視察を紹介します。

  まず、ナクトンガンのハマン堰です。

 

 遠藤さんとチュ・ヨンギさん

 コリョン・カンジョン堰

 

ヘピョン湿地。水深が深くなったのでもう渡り鳥はやってきません。

 

鳥を探す高田先生。立派な望遠鏡があっても、渡り鳥はやってこない!!

カメラマンのパクさん。今回、彼の案内でネソン川とヨンジュダムの建設現場にいけました。(続く)

 

 

 


癒しの時間~韓国・京畿道を訪ねる 参加者募集中!

2014-06-18 13:16:36 | 日韓環境情報センターの活動

今年の夏、韓国で癒しの時間を過ごしませんか?

ソウルをはなれ京畿道の南楊州で、テンプルステイ(お寺体験)、伝統市場、ヒーリング・ペンション、薬膳料理など韓国ならではの癒しを体験できます。


第0回 7月12日~15日
第1回 8月2日~5日
第2回 8月16日~19日
第3回 8月22日~25日
第4回 9月13日~16日
*7月12日は下見体験です。参加希望の方は別途お問い合わせください。

*インチョン空港集合、解散の体験コースです。日本‐韓国間の航空券は別途、購入してください。

*参加費=4名参加 9万円(1人)、5名参加 8万円(1人)、6名参加 7万円(1人)

*フェイスブックにイベントページがあります。最新情報はこちらをご覧ください。

https://www.facebook.com/events/737021746344393/?context=create&ref_dashboard_filter=upcoming&source=49

1日目(土曜日)

13:00 インチョン(キンポ)空港、集合

13:30 専用車両で南楊州へ移動

15:00 ポンソン寺へ到着、テンプルステイ体験(仏教講話、読経など)

18:00 韓国式精進料理で夕食

21:00 就寝

2日目(日曜日)

 4:00 起床、朝のお勤めへ参加

      瞑想、朝食、奉仕など

12:00 テンプルステイ終了

13:00 昼食後、スドン面へ移動

15:00 スドン面到着(3、8の日はマソクで伝統市場体験)

15:30 ヒーリングペンション「アリウォン」到着

17:00 健康セミナー(イ・セグ漢方医学博士)

18:00 夕食(季節の有機農業野菜中心の韓国薬膳料理)

19:00 ヒーリングルーム体験&個人健康相談(~21時まで)H

22:00 就寝

 3日目(月曜日)

 8:00 朝食(季節の有機農業野菜中心の韓国薬膳料理)

 9:00 散策&気体操

10:00 ヒーリングルーム体験&瞑想体験

11:30 プログラム終了、

12:00 「アリウォン」出発

12:30 山菜体験農場「サントゥル農場」到着

      昼食、山菜摘み(シラヤマギク、オオバコなど)

             *なお、乾燥山菜・酵素エキスが購入できます

16:00 「サントゥル農場」出発

17:30 ソウル到着、ホテルチェックインの後、チョンゲチョン見学、広蔵市場で夕食 

4日目(火曜日)

午前中 ソウル市内観光、飛行機の時間に合わせて、インチョン空港へ移動

 


韓国の社会的経済について その3

2014-05-22 07:20:36 | 日韓環境情報センターの活動

 昨年、ソウル市が行った<2013 グローバル社会的経済フォーラム>のホームページのなかに、社会的経済について説明している部分があります。参考までに訳してみましたが、まだまだ、発展途上の概念であり、実践だなと思いました。堅すぎ内容なので、僕などは、あれれ、と思ってしまいましたが、まあ、これが現実であり、ここからはじめるというスタートラインの確認と考えましょう。

 一番のポイントは、コミュニケーション=つながり(と意訳します)とは何かであり、どのようなプロセスでどんな雇用を生み出していくか、という問題のような気がします。

 ホームページはこちらです。

<社会的経済とは?>
 
社会的経済とは、すべての関心の中心に人をおくことだ。重要なのは人であり、資本ではない。
したがって、資本の収益よりも雇用を重視し、仕事を通じて創出する社会的な連携を重視する。
社会的経済は「民主的な意思決定の構造を備え、資本による収益配分を制限する原則に基づいて運営される組織の活動」を意味する。新しい概念のように思われるが、フェアトレード( Fair Trade ) 、地域通貨( LETS ) 、生活協同組合、社会的企業、マウル(村)企業など、一度は聞いてみたことのある活動が社会的経済活動に属する。
 社会的経済は、今日の雇用問題のオルタネイティブな形の雇用を創出し、友愛の原則に基づいた地域社会のネットワークの構築を通じた社会的なセーフティネットをより強固にするだけでなく、このような社会的ネットワークを介して他の社会サービスの消費を促進する機能も持つという点で重要な意味がある。
  

<社会的経済の発生背景>
 「西欧の国々は、すでに今までのような豊かさを享受することができなくており、今のように極端な不平等も経験していなかった。現在、ヨーロッパでは、数千万人の貧困層と疎外階層が存在する。したがって、これらの問題を解決するためには、新たな目標を目指す必要がある。特に、労働と所得に依存している現在の社会的な権利をそこから分離することができる連帯経済という目標を目指すべきだ」 - Jean - Paul Marechal
 今日の私たちの社会は、健全な市場経済体制を持たず、生活の場の全般にわたり貧富の格差の問題が表われているが、解決できずにいる。このような問題の根底には私たちの社会が共有する普遍的価値の弱体化という問題が存在すると考えられる。
 このような観点から、生活の場を中心に<疎通空間=つながる関係?>を拡大することで新たな価値を生み出し、広めることが重要な問題であり、このような<疎通空間>を拡大する対案が「社会的経済」である。

では、具体的にどんな活動が行われているのか探してみて、紹介していきましょう。