8月24日から28日までの5日間、韓国の環境NGOのグリーンコリアと日本自然保護協会(NACS-J)の両生類共同モニタリングが、日韓文化交流基金の助成のもと、行われました。今まで環境保護や自然保護の交流プログラムにはかなり参加していますが、両生類はほぼ初めて。とても勉強になった共同モニタリングでした。
初日はキンポ空港からスタート。日本からの参加は、自然保護協会のメンバー4人とトウキョウサンショウウオ研究会の川上さん、北方生物研究所の植田さんの6人。韓国側がグリーンコリアのソ・ジェチョル局長とボランティアのジン・ヒョジンさん、ボランティア・ドライバーのジェゴン君、そして通訳&コーディの自分、合計10人。今まで下準備をしてきたグリーンコリアのボラムさんは、ゴルフ場建設反対の活動のため参加できず、残念。
12人乗りのワンボックスは荷物があるため、ぎゅうぎゅうです。一番最後のシートの植田さん、ご苦労様でした。ということで、車は一路、ソクチョ(束草)へ。途中、インジェ(麟蹄)で五日市(5日ごとにたつ伝統市場)を見学してから、ソクチョへ。宿舎は台所がついているコンドミニアムタイプ。これで、あしたのおにぎりが作れます。
左からカエルを捕まえる’職人’の植田さん、NACS-Jの出島さん、ボランティアのジンさん。
これは、何のカエルかな? とにかく最初に見つけたやつです。今回のモニタリングで、植田さんの職人芸はすごかった。あっというまに、カエルを捕まえるのですから、すごい!
左から、NACS-Jの小此木さん、ジンさん、NACS-Jの福田さん(今回の責任者=団長です^^)、カメラを構えているのがグリーンコリアのソ局長。植田さん、NACS-Jの朱宮さん、図鑑を持っているのが(たぶん)川上さんです。
ヘルメットに採集用網と、<完全武装>の川上さん、本職は自然保護関係のライター&絵師です。後ろで、ソ局長がなにか一生懸命話していますが、何だろう。
これは日本にいないカエルですね。韓国ではムダン・ケグリといいます(日本語ではスズガエルというそうです。)
渓谷の石の下にいるサンショウウオを探しているソ局長。結局、この日はハコネサンショウウオ1匹と普通のサンショウウオの赤ん坊2匹と探し出せました。
この渓谷の下をソウルーソチョ間の高速道路のトンネルが通り、環境の悪化が心配です。この現場のあと、トンネル工事現場の責任者と会って、いろいろ話を聞きました。長さ12キロ近くの巨大トンネルですが、環境への影響について共同調査が行われているそうです。この件、ちょっと注目なので、調べて見ます。(続く)