9月21日から24日までの3泊4日、<韓国4大河川日韓市民視察団2014>を行いました。
今回の視察団には、大阪市立大学名誉教授で<ネイチャーおおさか>や淀川の生態系回復などの活動をされている高田先生、長良川の河口堰問題に取り組んでいる<長良川市民額集会>の武藤さん、必要でないダム開発に反対している<水源問題連絡会議>の遠藤さん、諫早干拓事業で水門開放と干潟の復元を訴えている<有明海漁民市民ネットワーク>の菅波さん、<ラムサールネットワーク日本>の陣内さん、そして、ダム問題の専門家の京都大学名誉教授の今本先生という、それぞれの分野の最強メンバーがそろいました。
今回のコースをざっと紹介すると次の通りです。
9月21日(日)プサン金海空港→ナクトンガン河口の河川敷→ナクトンガンの一番下流にあるハマン堰
9月22日(月)ナクトンガン中流のコリョン・カンジョン堰→ナクトンガンのヘピョン湿地(かつての渡り鳥渡来地)→クミ堰と河川敷のゴルフ場→ネソン川
9月23日(火)ネソン川のムソム村(伝統家屋が残っている村)→ヨンジュダム建設現場→ヨジュの南ハンガンの堰(カンチョン堰、イポ堰)と浚渫土砂の堆積場→パルダン有機農地のトゥムルモリ
9月24日(水)記者会見、
という、ハードスケジュールでしたが、台風も速度を落としたおかげで、現地視察の間はとてもいい天気でした。協力してくださったプサンの環境団体の<湿地と鳥たちの仲間>のキム・ギョンチョルさん、<グリーンコリア>のファン・インチョルさん、<テグ環境運動連合>のチャン・スグンさん、写真家のパク・ヨンフンさん、全北大学のチュ・ヨンギさん、ヨジュ市議のイ・ハンジンさん、などには本当にお世話になりました。ありがとうございます。
今回は前もって記者会見をすることをマスコミに連絡しておいたので、記者会見場には5社が参加しました。ハンギョレ新聞、キョンヒャン新聞、オーマイニュース、TBS(韓国の)、聨合通信の5社で、聨合通信のニュースは日本語でも報道されたようです。主なものをリンクします。
キョンヒャン新聞 4大河川のアオコ、堰が原因であるのは外国では常識
オーマイニュース 日本の環境団体、4大河川事業、21世紀最悪
YTN(聨合通信) 日本の環境団体、4大河川、直ちに中止を
また、記者会見での声明文は、別の欄で紹介しましょう。
では、写真で今回の視察を紹介します。
まず、ナクトンガンのハマン堰です。
遠藤さんとチュ・ヨンギさん
コリョン・カンジョン堰
ヘピョン湿地。水深が深くなったのでもう渡り鳥はやってきません。
鳥を探す高田先生。立派な望遠鏡があっても、渡り鳥はやってこない!!
カメラマンのパクさん。今回、彼の案内でネソン川とヨンジュダムの建設現場にいけました。(続く)