韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

有機農業と地域つくり その1

2015-10-21 15:17:00 | 日韓環境情報センターの活動

韓国の有機農業は元気で魅力的です。なかなか日本に情報が伝わっていませんが、農作業のオフシーズンに韓国の農家を訪れ現場を見て、農家のアジョシと一緒にマッコリを飲んで見て下さい。

では、なぜ元気で魅力的か、その理由をちょっと考えて見ましょう。

韓国のスーパーに行くと、サンチュなど包み野菜のコーナーがあります。サンチュだけでなくチコリやマスタード、チンゲンサイ、生食用白菜など10種類以上の野菜が、100グラム150円ぐらいで量り売りされていますが、これらの野菜は生でそのまま食べるため、有機野菜を揃えた所が多くなりましたね。やはり、日本人の
1.5倍野菜を食べる韓国人にとって、野菜特に生で食べるものは有機、という雰囲気が、有機農業を支えています。



次に注目すべきは、有機農業に関連した法律が1997年に、有機農家や関連団体の運動の成果として制定されたことが大きいでしょう。この親環境農業育成法により予算が確保され地域の農業技術センターなどで指導教育が可能になりました。私の住んでいるナムヤンジュ市のセンターは代表的な事例で、有機農業を中心に技術指導、EM の製造配給、料理やコンピュータ教育など多彩な活動をしています。





この項、続く


歴史を見つめる和解の旅

2015-10-21 15:13:30 | 日韓環境情報センターの紹介
多くの人達、特にこの間、安保法案反対のデモや集会に参加された皆さんに呼び掛けたいテーマです。

日本と韓国が歴史問題で和解をし、未来に向けて共に歩み出すために、日本の侵略と植民地支配の現場を訪れてください。

まず、初めにソウル市内にある西大門刑務所。ここは独立運動を闘った多くの韓国人が投獄され、処刑された現場です。当時の建物が半分ほど保存され、博物館として活用されています。







次は、日本ではあまり紹介されていませんが、3•1独立運動で日本の警官隊が住民を虐殺した堤岩里(チェアムリ)の記念館をお薦めします。教会にあるこの施設では、キョンギ道南部地方での3•1独立運動の様子が写真などで説明されています。







最後は、ナヌムの家。日本軍の'慰安婦'制度の被害を被ったハルモニたちの生活の場で、'慰安婦'制度についての資料館も併設されています。今まで多くの日本人が訪れていますが、一日も早い解決のためにもっと多くの日本人が訪れ、事実を知る必要があるでしょう。







この三つの施設は週末に二泊三日の日程で来ていただければ、じっくり見学できますので、ぜひこの機会にツアーをしましょう。数人集まれば可能ですので、検討してください。