韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

なぜ、ドキュメンタリーの自主上映を始めるのか その2

2019-02-07 12:28:51 | 梧南里(オナムリ)便り~韓国ニュースあれこれ

JAPAN FILM PROJECT のクラウドファンディングに協力していただいみなさん、ありがとうございます。いま、合計30人、236,000円集まりました。目標金額は100万円、今月末までですので、あと22日残っています。まだの方、お早めにお願いします^^

さて、なぜこんなプロジェクトを理由について、日本と韓国の相互理解という観点で書いてみます。
韓国で10年ほど日本語を教え、その後環境団体などを中心に日韓の市民交流のコーディネートや通訳をしてきましたが、最近の日本の動きについてかなりの危機感を感じています。特に徴用工をめぐっての判決やレーダー照射を巡っては、挙国一致・国民総動員ではないかと思うぐらい日本の世論やマスコミが右傾化し批判精神を失っていると感じました。
この流れをこのまま放置しておくと、たいへんなことになりそうな気がします。そんな流れがあるからこそ、新しい日本と韓国との出会いと対話の回路を作りたいと考えています。今回の日本のドキュメンタリー映画を韓国で上映するプロジェクトを始めることにしました。また将来的にはインターネットを活用してストリーミング配信を行って上映することを目指します。ストリーミング配信ができれば、韓国のドキュメンタリー映画を日本で視聴することも可能です。
では、ドキュメンタリー映画をなぜ選んだか、やはり批判精神や問題提起などが鮮明なものが大事だと考えたからです。インターネットの発達で様々な情報をたやすく手に入れることが可能になりましたが、どのような情報が信頼に値し、どのような情報がフェイクなのか、判断するのがだんだん難しくなっています。そのような状況に少しでも歯止めをかけたい思いで、今回のプロジェクトを始めることにしました。
ぜひ、そのような思いをご理解いただけたらと思います。

田中博(JAPAN FILM PROJECT)