□インタビューリンク通信0509~5010□
6分サンプルのリンクも加えました。混線して音が聞き辛い部分もあり、申し訳ありません。日本語の字幕もつけました。
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先日、5月5日にインタビューリンクの第3回めのインタビューを実施、東京の西片町教会で日韓交流活動をしていた山田貞夫さんと円谷恵さんから話を聞きました。
x東京にある西片町教会はヤフーなどで検索をするとヒットするぐらい歴史のある有名な教会です。建物も伝統的な西洋建築で歴史の重みを感じます(写真で見ただけですが^^)
x実はこの教会、社会参加というか時事的な課題というか、とても積極的に関わっている教会です。日本のプロテスタント教会の中には戦争責任告白、つまり公式に謝罪し反省すると宣言をした教会があると聞いていましたが、この西片町教会の担当牧師だった鈴木正久さんが日本基督教団の総会議長のときに行ったものでした。1967年3月26日、教団設立25周年にこの告白(宣言と考えていいでしょう)を総会で行っています。全文が次にありますので、ぜひご覧ください。
xそして西片町教会は1975年にソウル第一(チェイル)教会と姉妹関係を結び、交流を始めていきます。最初は1978年にソウルで合同の修養会を持ち、山田貞夫さんは参加されています。当時はソウル第一教会の信者が海外へ渡航するのが難しかったため、第2回めも韓国で1980年3月に行われます。前年にパク・チョン匕が殺され12月には全斗煥の粛軍クーデターがありましたが、民主化を求める声は一層強くなり、「ソウルの春」といわれた時期です。この時は、山田さんと共に円谷さんも参加しています。
x当時、大学生だった円谷さんは学生のため渡航費も殆どかからないので軽い気持ちで参加をしたそうです。チェイル教会では若い神学生の案内でソウル市内の見学に出かけますが、そのときに行ったところが平和市場。ここで若い女性が劣悪な環境で働いているところを案内されたそうです。ものすごいショックを受け、人生の大きな転換になったそうです。
x西片町教会とソウル第一教会の交流は今でも続き、再来年には50年を迎えます。この間、交流に参加した信者の延べ人数が300名。牧師や長老といった幹部?レベルでの交流でなく一般の信者が行き来をして交流を続けています。かつてはお互いの家庭で泊まり、交流を深めたそうです。
xこの交流にはもう一つの大きな意味があります。じつはソウル第一教会のパクヒョンギュ牧師が70年代以降の韓国民主化闘争の中心人物でした。ですのでこの教会に集まる若者も民主化運動に参加している若者が多く、教会自体も弾圧を受け、建物を使えずに路上で礼拝を行ったこともあるそうです。パクヒョンギュ牧師の逝去を伝える記事がありますのでご覧ください
xこのような民主化運動への支援も西片町教会では当たり前のこととして行われたといいます。現在もさまざまな社会的な課題について、ソウル第一教会と一緒に取り組んでいます。
x2〜3日中に5分間サンプルを作りますので、ご覧ください。また、支援会員になれば、今月末に約1時間のフルバージョンを配信しますので、ぜひご協力ください。