韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

キャンドル市民革命の作り方 1

2017-06-30 08:35:31 | 韓国あれこれ
今日、6月30日から3日間、福岡でキャンドル市民革命の講演会を行いますが、通訳&コーディネーターで同行します。そのつど報告を載せますが、以前フェイスブックに書いた文を紹介しますので、参考にして下さい。
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今回の韓国でのパクグネ退陣運動で気がついたことをメモします。
まず、運動の主体側のことですが、昨年11月9日に"パクグネ政権退陣国民緊急行動"が1500余りの市民団体や労働組合、政治グループなどによって結成されます。
新聞で報道されているだけでも、参与連帯、環境運動連合、民主化のための弁護士会、民主労組、宗教団体などが参加していますが、いわゆる"運動圏"の団体だけでなく幅広い団体が参加して、最終的には2500団体まで拡大したそうです。
また、毎週土曜日のキャンドル集会には、個人や家族、友人同士といった参加も目立ち、どの時期からか確認しなければなりませんが、こういった"無所属市民"の参加が中心になっていったそうです。(主催側として活動していた環境運動連合の専従スタッフの話から)
そして、このような非運動圏の"無所属市民"から、運動の進め方や改善点などについて、様々な提案やアイデアの提供があったそうです。
僕がすごいなと思ったところは、これらの提案やアイデアをキチンと受け入れ、共有したり具体的なアクションに繋げていった調整能力や柔軟性の高さです。これは特定の個人の能力でなく、また昨日今日生まれたものでもないと思います。民主主義と社会正義のための長く幅広い闘いの中で培われたものじゃないかなと推測しています。
退陣運動のホームページを見ると、執行部(状況室)から毎日のようにアピールや訴えがアップされ、また会員からも提案やアイデア提供があったのが分かります。
このアピールも参加団体の中で合意をとるためのプロセスや調整がとても大変なのは、市民運動などに参加したことのある人なら、よく分かると思いますが、2000以上の団体が参加したなかで、どのようにやっていたのか気になります。今度、機会があったら聞いてみましょう。
では、次回をお楽しみに(笑)

#3月15日の書きこみです。

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