やっと全パーツ勢揃い!!!!
行程少ないのに長かったであります。パーツ一個一個は小さいけど、タメオのキット、中でも90年代後半以降のキットに関しては、パーツの分割数が多めになっていて、塗装や組み立ての工程数は1/24~1/20クラスのガレージキットとさして変わり有りません。使用するマテリアル類の量が少なくて済むってのは有りますけどね。
さて、早速前回から亀の歩みで進んだ進歩状況をば。進歩っつっても基本的に塗装作業ばかりになります。塗装は全てエアブラシで行いましたが、この際、塗装する色によってキチンと行程を順序立てておくと、大幅に手間が省けます。特に色の変更とブラシの掃除の手間が格段に変わる。
先ず、前提として、色の薄いモノから塗っていくことになります。また、使用する塗料はなるべく同一メーカー同一剤質のモノ。稀釈は全て同じシンナーで行います。今回の場合、塗料はフィニッシャーズとクレオス、一部にアルクラッドⅡを使用、シンナーは全てラッカーシンナーです。
最初はシートベルト。キットのエッチングパーツを使用し、焼き鈍してシートに型押しし、表面にメタルプライマーを吹いてからモデラーズのインテリアカラー・グレーを塗布。乾燥後、クレオスのブルーベースの自家調色セミグロス・ブルーを塗布しました。後ほど、バックル部分の塗装だけ剥がすことになります。
色変更のためカップ洗浄。カップ内にシンナーを入れて軽くウガイをさせてから廃液。カップ内をティッシュで拭いて、シンナーを入れてウガイしたりクリーナーボトルに吹いたりして洗浄。多少青みが残っても構わないので、テキトーに掃除できたら次の色へ。
次に足回りを塗っていきます。先ずはサスアームから。クレオスのスーパーブラックに艶消しブラックを少々混ぜて半艶黒を自家調色し、これをパーツからやや遠目に少圧で吹きます。セミグロスブラックってのがフィニッシャーズから出ているんですが、この色に限っては多色との混合はマズいんだそうです。で、今回はカップ洗浄を省いたりシンナーを市販のラッカー用で賄ったのでクレオスの自家調色で賄ったわけ。近くから圧かけて吹くと、表面もテカテカになってしまうので、半艶感や鋳造防錆塗装な金属感がスポイルされちまいますので遠目から圧を調節して吹いてみました。余った塗料でハブも塗っておきます。ここは完成後殆ど見えないので、パーツの素である真鍮の色が消せればOK。更にブレーキダクトも。ここはこの時点では黒くなればOKです。
次にカップ内の黒を全部吹き出してから殆ど洗浄もせずにフィニッシャーズのカーボン・マットブラックをブレーキダクトに吹きました。ズバーッと吹かずに、先程吹い半艶黒を利用して、カーボンマットブラックは遠目から砂吹き。ここは実車だとカーボン製なのでこうしてみました。
更にシャーシにもカーボンブラックマットを塗装。ボディー塗装の段階でグロスブラックは吹いてあるので、完成後に露出するモノコック外板とシートの外側、サイドポンツーン前端のみマスキングして吹きました。完成後は全くと言っていいほど見えなくなる部分にカーボンブラック吹くので、凝ったことをせずにズバーッと吹いてます。
ピンボケですがステアリングです。センター部分はボディー塗装時にグロスブラックを吹いてあるので、外周部のみ先程のカーボンブラック塗装後に、カップに残ったカーボンブラックに少ーーし白を加えて砂吹きしてます。
ここで一回ブラシを洗浄。分解してまでの掃除は不要ですが、薄め液がほぼ透明になる程度のウガイを噛まします。で、今度はメタリック塗装に突入。
画像はドライブシャフトですが、その前に上の方のサス周りの画像右端に出てるブレーキキャリパーにクレオスのチタンシルバーを吹いてます。チタンシルバー後にカップを適当に洗って今度はクレオスのカッパーをドラシャに塗装。
今度はカップ内のカッパーの洗浄はせずに、クレオスの艶消しブラックをそのまま加え、シンナーも足してカップ内で混色。これをエキパイに吹きます。その後カップ内を軽く洗浄し、カッパーのメタル粒子の勢力が落ちてきたのを見計らって、更にフラットブラックをカップに入れて、パーツから遠く距離を取って軽ーーく吹きます。イイ感じに仕上がったんだけど画像はピンボケ。
ミッションブロック。先程エキパイの仕上げに使ったフラットブラックを、ミッションの後端のプレートに塗装。
ここで一回エアブラシを洗浄し、カッパーのメタリック粒子や、艶消しブラックの顔料を洗ってしまいます。分解掃除まではしないけど。
で、アルクラッドⅡの下地用ブラックを、フリーハンドで先程塗った後端部を避けるようにして全体に吹きます。この黒、艶の出はすごく良いんですが、どうやらエナメル塗料らしく全然乾きませんw。乾燥ブースに入れて暫く強制乾燥させて、最後に全体にアルクラッドⅡのポリッシュドアルミニウムを、下に塗った黒を活かして立体感が出るようにハイライト吹き。
最後にオイルクーラーからのジョイントに色を入れて終了です。
以上で細かいパーツの塗装を終えましたが、色の透過度が高い色から順々に塗料を変えていくことで、無闇にエアブラシの洗浄を繰り返す必要が無くなります。メタリックはどうしても掃除が必要なので最後にすること。
また、グロス・セミグロス・フラット・マットとかは、塗料の基本性質に過ぎず、ブラシ内の塗料濃度や吹きつけ圧、吹き付ける距離等によって色々調節できるので、一色の塗料からも様々な表現が可能になるのですが、これを利用して、いかにも細かく塗り分けたようなハッタリを効かすことも、手の抜き方として重要なことですね!
まだキットではオミットされてるフロントからリアに伸びるアクセルワイヤーとブレーキパイプをどうするか考え中(一応下穴は開けてある)ですが、一応組み立てに必要なパーツが全部揃ったっつー事で、次は研ぎ出し行程に入ります。
この車、見た目に反して研ぎ出しが非常に面倒くさい気がします。ペーパー入れる部分と入れない部分の取捨選択が重要かも。
行程少ないのに長かったであります。パーツ一個一個は小さいけど、タメオのキット、中でも90年代後半以降のキットに関しては、パーツの分割数が多めになっていて、塗装や組み立ての工程数は1/24~1/20クラスのガレージキットとさして変わり有りません。使用するマテリアル類の量が少なくて済むってのは有りますけどね。
さて、早速前回から亀の歩みで進んだ進歩状況をば。進歩っつっても基本的に塗装作業ばかりになります。塗装は全てエアブラシで行いましたが、この際、塗装する色によってキチンと行程を順序立てておくと、大幅に手間が省けます。特に色の変更とブラシの掃除の手間が格段に変わる。
先ず、前提として、色の薄いモノから塗っていくことになります。また、使用する塗料はなるべく同一メーカー同一剤質のモノ。稀釈は全て同じシンナーで行います。今回の場合、塗料はフィニッシャーズとクレオス、一部にアルクラッドⅡを使用、シンナーは全てラッカーシンナーです。
最初はシートベルト。キットのエッチングパーツを使用し、焼き鈍してシートに型押しし、表面にメタルプライマーを吹いてからモデラーズのインテリアカラー・グレーを塗布。乾燥後、クレオスのブルーベースの自家調色セミグロス・ブルーを塗布しました。後ほど、バックル部分の塗装だけ剥がすことになります。
色変更のためカップ洗浄。カップ内にシンナーを入れて軽くウガイをさせてから廃液。カップ内をティッシュで拭いて、シンナーを入れてウガイしたりクリーナーボトルに吹いたりして洗浄。多少青みが残っても構わないので、テキトーに掃除できたら次の色へ。
次に足回りを塗っていきます。先ずはサスアームから。クレオスのスーパーブラックに艶消しブラックを少々混ぜて半艶黒を自家調色し、これをパーツからやや遠目に少圧で吹きます。セミグロスブラックってのがフィニッシャーズから出ているんですが、この色に限っては多色との混合はマズいんだそうです。で、今回はカップ洗浄を省いたりシンナーを市販のラッカー用で賄ったのでクレオスの自家調色で賄ったわけ。近くから圧かけて吹くと、表面もテカテカになってしまうので、半艶感や鋳造防錆塗装な金属感がスポイルされちまいますので遠目から圧を調節して吹いてみました。余った塗料でハブも塗っておきます。ここは完成後殆ど見えないので、パーツの素である真鍮の色が消せればOK。更にブレーキダクトも。ここはこの時点では黒くなればOKです。
次にカップ内の黒を全部吹き出してから殆ど洗浄もせずにフィニッシャーズのカーボン・マットブラックをブレーキダクトに吹きました。ズバーッと吹かずに、先程吹い半艶黒を利用して、カーボンマットブラックは遠目から砂吹き。ここは実車だとカーボン製なのでこうしてみました。
更にシャーシにもカーボンブラックマットを塗装。ボディー塗装の段階でグロスブラックは吹いてあるので、完成後に露出するモノコック外板とシートの外側、サイドポンツーン前端のみマスキングして吹きました。完成後は全くと言っていいほど見えなくなる部分にカーボンブラック吹くので、凝ったことをせずにズバーッと吹いてます。
ピンボケですがステアリングです。センター部分はボディー塗装時にグロスブラックを吹いてあるので、外周部のみ先程のカーボンブラック塗装後に、カップに残ったカーボンブラックに少ーーし白を加えて砂吹きしてます。
ここで一回ブラシを洗浄。分解してまでの掃除は不要ですが、薄め液がほぼ透明になる程度のウガイを噛まします。で、今度はメタリック塗装に突入。
画像はドライブシャフトですが、その前に上の方のサス周りの画像右端に出てるブレーキキャリパーにクレオスのチタンシルバーを吹いてます。チタンシルバー後にカップを適当に洗って今度はクレオスのカッパーをドラシャに塗装。
今度はカップ内のカッパーの洗浄はせずに、クレオスの艶消しブラックをそのまま加え、シンナーも足してカップ内で混色。これをエキパイに吹きます。その後カップ内を軽く洗浄し、カッパーのメタル粒子の勢力が落ちてきたのを見計らって、更にフラットブラックをカップに入れて、パーツから遠く距離を取って軽ーーく吹きます。イイ感じに仕上がったんだけど画像はピンボケ。
ミッションブロック。先程エキパイの仕上げに使ったフラットブラックを、ミッションの後端のプレートに塗装。
ここで一回エアブラシを洗浄し、カッパーのメタリック粒子や、艶消しブラックの顔料を洗ってしまいます。分解掃除まではしないけど。
で、アルクラッドⅡの下地用ブラックを、フリーハンドで先程塗った後端部を避けるようにして全体に吹きます。この黒、艶の出はすごく良いんですが、どうやらエナメル塗料らしく全然乾きませんw。乾燥ブースに入れて暫く強制乾燥させて、最後に全体にアルクラッドⅡのポリッシュドアルミニウムを、下に塗った黒を活かして立体感が出るようにハイライト吹き。
最後にオイルクーラーからのジョイントに色を入れて終了です。
以上で細かいパーツの塗装を終えましたが、色の透過度が高い色から順々に塗料を変えていくことで、無闇にエアブラシの洗浄を繰り返す必要が無くなります。メタリックはどうしても掃除が必要なので最後にすること。
また、グロス・セミグロス・フラット・マットとかは、塗料の基本性質に過ぎず、ブラシ内の塗料濃度や吹きつけ圧、吹き付ける距離等によって色々調節できるので、一色の塗料からも様々な表現が可能になるのですが、これを利用して、いかにも細かく塗り分けたようなハッタリを効かすことも、手の抜き方として重要なことですね!
まだキットではオミットされてるフロントからリアに伸びるアクセルワイヤーとブレーキパイプをどうするか考え中(一応下穴は開けてある)ですが、一応組み立てに必要なパーツが全部揃ったっつー事で、次は研ぎ出し行程に入ります。
この車、見た目に反して研ぎ出しが非常に面倒くさい気がします。ペーパー入れる部分と入れない部分の取捨選択が重要かも。