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模型趣味とその他諸々

いきなりヨンサン「LOTUS 91(TAMEO)」 その11

2006年02月24日 | 模型
先日玩具店の模型セクションにて、タミヤのレオパルドⅠA4発見!

このキット、非常に思い入れが深く、久々に作ってみたくなったので模型店に出かける度に探していたのだが、あんまり売れないのか現行品なのに全然見かけなかったんですよね。思い入れの要因は、今を去ること20年くらい前、元々LSの1/72ミニAFVが大好きで時代的には大戦時の戦車を好んでいた私に、友人がタミヤのリモコンゲパルトを見せてくれた事があったんですが、これを機に1/35も作るようになったんです。で、丁度その頃、テレビで毎週放送されていた「うる星やつら」って漫画がありましてね、その劇場版「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」ってのが公開されたんですが、

これに出てきたのがレオパルドⅠA4だったんすよ。テレビシリーズでもこのA4は時々出てきまして、その影響で好きになった戦車だったりします。蘊蓄垂れますと、「攻殻機動隊」の劇場版「GHOST IN THE SHELL」や「イノセンス」を監督した日本が誇る超絶アニメーション制作集団スタジオI.Gの中心的存在でもある押井守氏の劇場用デビュー作。これが馬鹿にしたもんじゃなくてね、「うる星やつら」のキャラクターや基本設定は利用しつつも、完全に独自のシナリオでオリジナリティー溢れる作品に仕上げたのが「ビューティフル・ドリーマー」だったっんですが、そこらの邦画より全然面白いんですよ。で、クラクラさんの凄く楽しそうなジオラマ制作に感化されて、そのビューティフルドリーマーの1シーンをモチーフにジオラマ作ってみたいって思ったんです。いつかは判らないけど(笑。この作品には他にもキューベル・ワーゲンだのシーハリアーFRS1等が出てきて、結構ディテールにも凝ってたりして、製作者サイドのマニアぶりが伺えたりします。
 ちなみに私、アニメーションはジブリとかディズニーとかの一般向けなものくらいしか見ないんですが、押井氏の作品に関しては「ビューティフルドリーマー」以来ファンなので全部見ております。


 さて、 T91ですが佳境です。実はF1レジェンドの82年オーストリアGP放送に併せて完成させてやろうと淡い目論見抱いていたのですが、スッカリ間に合わなかったのははお察しの通りwww。研ぎ出し作業に突入したんですが、チッコイくせにスンゲェ手間が掛かります。っつーか、完全乾燥したオートクリアー硬すぎwwデカールの段差も1500番でナカナカ歯が立たないので概ね1200番使ってます。そっから1500番→2000番と掛けて、タミヤの粗目→細目→モデラーズコンパウンド2000→タミヤ仕上げ目で漸く傷が減って艶がしっかりしてきました。


 細目と仕上げ目の間にモデラーズをかましたのは、ボディーカラーが黒でして細目では傷を消しきれなかったから。黒は傷が目立つので、磨くのも大変でございます。万事巧くいったように見えて、実は二箇所ミスってます。先ず右のサイドポンツーンのリアタイヤ前の出っ張り部でほんの少しカドを出してしまいました。タッチアップで充分リカバーできる程度の軽ーいものですが。それと、こっちは考えようによっては重傷なんですが、ノーズ先端のTISSOTのロゴのSSOの三文字分が削れてしまいました。

カドを出したのと似たような状態ですが、どうやらこの部分はデカールの定着が不完全で浮いていた模様。被害が二文字だけなのでワックス掛ける前に予備でカールで削れた文字のみリカバーしておくとします、先端部だけどノーズ正面とはクッキリ面が分かれているので見かけ上の艶には実は影響は少ないので、全然めげておりません。

 最近カド出すようなことは無かったんですが、このT91はボディー形状が見た目に反して複雑で、とにかく磨きにくい。

特に図の矢印で示した箇所は、テーパー掛かってる上に微かな段差があったり、或いはダクトの彫り込みが非常に深い上に面が曲面だったりで、当て木を使って研ぐなんて事が不可能に近く苦労しました。そもそも黒の研ぎ出しって他の色に比べて面倒臭さはダンチ。

ほんと、冗談抜きで倍くらいに感じます。文句垂れる前に手を動かさなければ艶出ないっつーことで、渋々グダグダと、ピンセットでペーパー挟んだり、爪楊枝にバフスティックの細切れを刺したモノを使ったりして、地道にコツコツ磨いてます。二晩使ったけど、まだボディーが仕上がってません(泣。ちなみにリアウィングは手つかず。

 そんな訳で組み立て開始にはもう少し掛かりそうでございます。早くルマンに進みたい・・・・。
コメント (12)
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