匍匐枝を伸ばして増えるので「蔦菫」。別名パンダスミレ(その花の模様から)。外来の園芸品種です。
近所の、お花を色々育てているFさんから一鉢いただきました。今のところ毎日一輪か二輪ずつ咲いてます。
しかし、スミレなので、あのツマグロヒョウモンに気を付けないと…。
彼らはスミレの葉をすべて食べつくして、マッチの軸みたいにしてしまいます。(下はツマグロヒョウモン食害中の参考写真。よく見ると左下部分に幼虫がいます)
この鉢を食べつくすと隣の鉢にうつります。菫の葉しか食べません。菫の葉がなくなると彼らは小さいまま蛹になったり、消えたりしてますが、もともと彼らを飼っていたわけではないので、特に心配はしていません…。スミレはまた春になると出てきます。
しかし、来る昆虫食時代には、この幼虫はスミレしか食べない虫として美味の上位に入るのかもしれない。あと、ミカンの葉しか食べないアゲハの幼虫とか…。(わぁー、想像したくないけど…想像した)
(先日の渋川親水公園では、川の石をめくると裏にヘビトンボの幼虫とかが付いてましたが、あれはザザムシといって佃煮で食べたりする所があるみたいです。)
そういえば、以前桜丘すみれば庭園でスミレの愛好家の講習会があって、ちょっと聞いていたら、ツマグロヒョウモン(親)が飛んでいるのを見たら、すぐに葉の裏を確認して消毒、あるいは手で卵を除きましょう…と言っていたような覚えがあります。
私は、幼虫が大きくなったら怖くて手が出せないので、気を付けて卵のうちに何とかしようと思います。
お口直しにもう一枚パンダスミレの写真。
写真の、陽が当たってるところはもう道路です。これは小さな緑の楽しみ。